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本 福島第一原発1号機冷却「失敗の本質」

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本-福島第一原発1号機冷却「失敗の本質」
著者: NHKスペシャル『メルトダウン』取材班 (著)
定価 ¥907(税込)
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商品情報

出版社名
講談社
シリーズ名
講談社現代新書 2443
発行年月
2017年 09月
ISBNコード
9784062884433
版型
新書
ページ数
284P
平均評価
(3)
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ブクレポ
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NHKスペシャル『メルトダウン』取材班 OFF

内容紹介

官邸や東電本店の要請に従わず、海水注入を強行した吉田昌郎所長。
日本中が喝采を送った「海水注入」だが、事故から5年半経って1号機の原子炉にほとんど水が入っていなかったことが判明した。
6年にわたる検証取材で浮かび上がってきた数々の「1号機冷却失敗」の謎に迫る!

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

目次

プロローグ 廃炉作業に立ちはだかる巨大デブリ/第1章 正常に起動した1号機の冷却装置はなぜ停止してしまったのか?―致命傷となった情報共有の失敗/第2章 東京電力は、冷却装置イソコンをなぜ40年間動かさなかったのか?―伝承されなかったノウハウと放射能漏洩リスクへの過剰な恐怖/第3章 日本の原子力行政はなぜ事故を防げなかったのか?―失敗から学ぶ国「アメリカ」との決定的格差/第4章 届かなかった海水注入―事故発生から12日間、原子炉に届いた冷却水はほぼゼロだった/第5章 1号機の消防注水の漏洩はなぜ見過ごされたのか?―「東電テレビ会議」人工知能解析でわかった吉田所長の極限の疲労/第6章 1号機冷却の「失敗の本質」―福島第一原発事故から私たちは何を学ぶのか

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: sasha 投稿日:2017/10/27

「情報共有」の失敗以前

福島第一原子力発電所の事故について調査報道を続けているNHK
スペシャルだが、本書については少々まとまりが悪いかなと感じた。

全電源喪失の状態から原子炉の冷却を続ける為に取られた海水注入。
しかし、事故の陣頭指揮にあたった福島第一原発の吉田所長も本当
に1号機の原子炉に海水が十分に注入されているかには早い段階で
疑問を抱いていた。

事故当時、日々報道される福島第一の状況を見ていても、いくら水を
入れても満水にならないのはどこかで漏れているのではないか?と
素人でさえ思っていた。

唯一、電源がなくても原子炉を冷却できる非常用冷却装置イソコンが
起動していなかったこと。また、イソコンが起動した際の排気口から
排出される蒸気がどのような状態なのかの実際の訓練をしたことの
ない運転員。

そして、次々に起こる緊急事態への対応・判断が吉田所長ひとりに集中
した結果の、極限的な疲労。複合的な結果だと思うんだよね。

NHKでは東京電力のテレビ会議の模様をAIに解析させているけれど、
吉田所長だけではなく、最前線で事故を最小限に抑えようとしていた
現場の人たちは、誰もがみな持てる知識と力を存分に使って、極限状態に
置かれていた。原子炉の暴走が止められなければ、真っ先に命を落とす
ことになったのは彼らだったのだから。

本書では1号機の中央制御室と免振重要棟の間で十分な情報の共有が出来
ていないことを挙げている。ただ、それに「失敗の本質」を求めるのは
どうだろうかと感じた。

あの事故を検証することは大切だと思う。しかし、その事故に至るまで
日本の原子力発電所では過酷事故は起こらないとし、全電源喪失の可能性
までを否定して来たことから検証しなければならないのではないか。

「原発は安全です。クリーンです」。この原発安全神話を信仰して来た
結果が、あの過酷事故ではなかったかと、原発事故関連の作品を読むたび
に私はそこへ戻ってしまうんだよな。
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