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本 獣の奏者 1

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本-獣の奏者 1
著者: 上橋菜穂子 (著)
定価 ¥679(税込)
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商品情報

出版社名
講談社
シリーズ名
講談社文庫 う59-1
発行年月
2009年 08月
ISBNコード
9784062764469
版型
--
ページ数
357P
平均評価
(4.5)
: 11件
: 7件
: 1件
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: 0件
ブクレポ
8件

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獣の奏者 OFF
上橋菜穂子 OFF

この商品について

NHK教育テレビにてアニメ放送中!少女エリンの壮大な物語。大型ファンタジー、堂々の幕開け!

内容紹介

リョザ神王国。
闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。
母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが―。
苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

著者情報

上橋 菜穂子
1962年東京都生まれ。川村学園女子大学教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞をダブル受賞した『精霊の守り人』を始めとする「守り人」シリーズ、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)ほか著書、受賞多数。2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
書籍一覧 > 獣の奏者 (1~4巻)

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: ムーミン2号 投稿日:2015/10/03

上橋流ファンタジー(開始)

今頃手に取ったのは、「守り人」シリーズで上橋さんに出会ったからで、そちらは短篇集など2冊を残しているものの、本編は読み終わったので次のものをと。


本作が出版されたのは2006年だから、それからほぼ、10年。ひと昔前、になってしまう。


その間、文庫になり、青い鳥文庫にもなり、コミカライズされ、アニメ化されたのだから、“今さら”感がないわけでもないけど、読んでない物を“今さら”なんて言えないし、国際アンデルセン賞受賞というきっかけもあって手にした。


順番としては、「守り人」シリーズが先に始まり、それが終盤にさしかかった頃から「獣の奏者」のシリーズが始まっている。


どこか、別の世界のお話で、かといって人間界ともそんなに違いがあるわけではない、という設定の大元は両者とも変わらない。今度は主人公・エリンは10歳の少女で(第1巻「闘蛇編」が終わるころには14歳になっているが)、バルサが30代であったのとは大きな違いがある。


エリンの母親は、優れた獣ノ医術師であったが、闘蛇衆の村で飼われている闘蛇の中でも特に強い「牙」が何らかの原因で全て突然死んでしまい、責任をとらされてしまう。その際、どうやら使ってはいけない秘術でエリンを闘蛇に乗せ、彼女を村から逃がす。


エリンが行きついた先で彼女を助けたのは、養蜂家のジョウンという五十がらみのおじさん。しかし、彼も元は貴族の子弟を預かる学院の教導師長まで務めた地位と教養の持ち主だったので、エリンはその聡明さをジョウンに認められ、ジョウンにいろいろなことを教わり、母と同じ「獣ノ医術師」を目指すことになる。そのきっかけは、ジョウンと夏に見た野生の王獣の姿であり、闘蛇をも意のままにするその王獣に不思議な何かを感じたからでもあった。


上橋作品に副主題として常に流れているのは「政治」の世界である。
ファンタジー色が強調され、意想外に思われるかもしれないが、「守り人」シリーズもバルサが関わるのは為政者であり、そのことによって政治が動いていく。
本作は、リョザ神王国が舞台なのだが、その政治機構は少し変わっている。
国が興る際の事情で、実際の政治を行う“大公(アルハン)”と、象徴のような“真王(ヨジェ)”という統治機構となっているが、真王は常に暗殺の危険にさらされているため、それを守護する組織がある一方、大公領の住民は常に真王領の住民と敵対するようにどこかでコントロールされているようだ。


エリンは「獣ノ医術師」となるべく、その学校に編入する。そこにジョウンの知り合いでかつて机を並べたエサルという女性教導師長がいるのだが、彼女はそういう伝手でエリンを入学させたわけではない。エリンの才能と希望とに何かを感じたからだ。
その学校で、傷ついた王獣の幼獣の世話を願い出るエリン。
その言動は、自らを売り込み、目立つためのものと誤解されるのだが、そこには彼女が“霧の民(アーリヨ)”の出身で緑の目をしているという差別意識も根底にあることをいやでもエリンは知ることになる。
しかし、もともと人というのは違っているのが当たりまえで、人によって才もその発揮場所も異なっているということを基本に据えるべき、と改めて思わされる場面だ(運動会でみんな一緒にゴールインを主張した、娘が通った小学校の教師を苦々しく思い出した)。


その幼獣は傷ついて後、食餌を全くとらなくなっている。1ヵ月でエリンは改善できるようにしてみたいとエサルにお願いし、野生の王獣を見た様子を思い出しながら幼獣の気持ちに沿おうとする。
その時、思い出したのが「竪琴」。ジョウンに教えてもらい、自分でも作っていた竪琴を、この学校に来て初めて思い出した。その音は王獣が出す泣き声にどこか似ているので、これでもって幼獣に食事をさせられないか? その場面でこの巻は終わる。


上橋作品のいつものパターンかもしれないが、物語は淡々と進められていくのだけど、終盤を迎えると一気にクライマックスがやってきて、そこに踏み込んだら最後まで読まずにいられなくなる。
この作品は次の「王獣編」までの続きの物語なので、エリンが竪琴を思い出し、王獣舎を飛び出すところが中盤のクライマックス、というところだろうか。
竪琴を奏でるエリンは、否が応でも真王や大公と、それを取り巻く世界に関わっていかざるを得なくなるのだろう。

ニックネーム: リリ 投稿日:2011/01/27

エリンは闘蛇衆の一人のソヨンの…

エリンは闘蛇衆の一人のソヨンの娘だ。

闘蛇衆のあやつる闘蛇とは馬よりも大きく、蛇の様相を呈し、人、馬を簡単に噛み殺すことのできる獰猛な獣だ。闘蛇を扱い真王を守る衆の長である母の姿はかっこよく見えた。

エリンの住む国は人々に崇められる真王の領土と真王領の国防をする大公領で成り立っている。大蛇の様相を呈している闘蛇は争いの道具となった。国を守る兵器となり得た。しかし、血でも穢れても崇高な真王を守ることが出来る立場にいるのだ。それが大公の大義名分。長い年月、人々の間にはその共通認識が維持されてきたが、ある事件をきっかけにその共通認識に疑問と矛盾が沸騰した湯のように沸き上がる。

上橋さんの小説ははじめて読みましたが、小野不由美さんのファンタジーの匂いと類似した感覚をもちました。小野さんのファンタジーが好きな私にはかなり個人的に好きな小説です。

ニックネーム: ニート 投稿日:2010/12/13

精霊の守人のチャグムと共通点…

精霊の守人のチャグムと共通点の多い少女が主役。
戦争の道具として扱われている闘蛇という巨大な蛇や、王獣と呼ばれる架空の獣が存在する世界が舞台。

心に傷を持った少女エリンは一人の老人と共に生活をすることで、少しずつ心を通わせ、傷を癒し、また成長していく。この一連シーンは、読み手の心も温め、エリンが次のステージへと向かうことを望ませる。
それに応えるように、エリンは新たな境遇へと身を置き、精神的にも成長していく。

チャグムもそうだったが、エリンもまた、同年代のこどもよりはるかに賢く、優れた才能を持っている。この作品が優れているところは、そうしたキャラクターのプラスの面に、きちんとマイナスの面をぶつけていることだ。能力がある人間は、ともすれば過信し、鼻持ちならない言動をしがちになる。たとえそれが、意図したものでなくとも、そう受け取る人間がその世界で、あるいは現実にも現れる。そうした相手ときちんと相対させ、そうすることで、エリンを精神的にも成長させることを描いているのが見事だった。

次巻ヘのヒキもうまく、いいところで終わっている。成長物語が好きな人は確実に楽しめるだろう。

ニックネーム: さばとら 投稿日:2010/12/12

日本のファンタジーで今のところ…

日本のファンタジーで今のところ一番好き。
無理のない世界観。
闘蛇を操る村で闘蛇の世話をする母が主人公エリンに託した思いとは。
鬱蒼とした雰囲気の中けなげに強く人生を切り開くエリンと
秘密を解き明かして行く気持ちよさ、
平和に暮らしたいエリンの気持ちとは裏腹に大きな流れにのみ込まれるエリンの運命から目が離せない。
大人も楽しめる長編ファンタジーとして大好きな作品です。

【オススメシュチュエーション】
いつでもどこでも!

ニックネーム: 茶野っつぃ 投稿日:2010/11/30

文庫本で読みやすい。常に一生懸…

文庫本で読みやすい。常に一生懸命その時を生きている主人公のエリンがステキ。ファンタジー好きなら「読み」です。でも読んだら手元に置きたくなると思う。だから「買い」です。

凄絶な母の死に目、それまでの生活からの別れ、養父との出会いと生活。
生き物と世界の不思議。そして王獣との運命の出会い。

そして、エリンがその先をどう生きるか、運命を変える大きな決断。
傷ついた王獣、リランとの出会いまでが書かれています。
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