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本 チルドレン

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本-チルドレン
著者: 伊坂幸太郎 (著)
定価 ¥648(税込)
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商品情報

出版社名
講談社
シリーズ名
講談社文庫 い111-1
発行年月
2007年 05月
ISBNコード
9784062757249
版型
--
ページ数
347P
平均評価
(4)
: 5件
: 18件
: 7件
: 2件
: 0件
ブクレポ
9件

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伊坂幸太郎 OFF

内容紹介

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。
彼を中心にして起こる不思議な事件の数々―。
何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。
ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

著者情報

伊坂 幸太郎
1971年千葉県生まれ。’95年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。’04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞を、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: まーち 投稿日:2016/03/04

「短編集のふりをした長編小説」とは、伊坂氏、うまいことを言うなぁ。 <付録レポ>

この作品には、5つの短編が収録されているのだが、著者自身が言っているように、「短編集のふりをした長編小説」である。全ての話に登場する陣内という男のキャラが強烈だ。内容紹介に書かれている通り、独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男。そして、とにかく騒々しい男である。
この作品では、陣内が大学生の時の話と、家裁調査官になってからの話が交互に描かれるのだが。時間が行ったり来たりしているのにもかかわらず、話がしっかりつながっているというのがすごい。


『バンク』では、この作品の主要な登場人物たちの出会いが描かれている。
閉店間際の銀行に駆け込んだ陣内と、友人の鴨居。ところが彼らは、銀行強盗の人質となってしまうのだ。なぜか犯人たちは、人質たちに、縁日で売っているようなお面をかぶせたのだ。人質の中に、盲目の青年・永瀬がいて、彼は、この事件に関する、驚きの推理を、鴨居にこっそり語るのだった。その推理、実は当たっていたのかも?


『チルドレン』は、「バンク」から12年後の話。話の中心は、陣内の後輩である武藤が担当する、16歳の万引き少年の事件である。家裁に呼び出された少年は、父親と共にやってきたのだが、二人の雰囲気が妙なのだ。武藤は、陣内のアドバイス(?)に従い、ある本を少年に渡し、次回までに読んでくるように言ったのだが、この本が、少年と父親を変えることになる。そして、意外な結末へとつながるのだ。


『レトリーバー』は、「バンク」の少しあとの話。どうやら、あの事件のあと、3人は友だちになったようである。陣内、永瀬、そして、永瀬の恋人・優子と盲導犬のベスは、高架歩道のベンチに座っていたのだが、ある理由で、2時間近くそこに居たらしい。すると陣内が、とんでもないことを言い出したのだ。自分の周囲の時間が止まっていると。彼によると、一組の男女は、不機嫌そうに話し続けているし、カバンを抱えた男性は、怖い顔をして座り続けている。読書をしている女性は、2時間たっても、ほとんどページが進んでいないし、ヘッドフォンの男は、音楽を聴き続けている。いろいろ理由を考えてみたが、確かに妙である。しかし、あることがきっかけで、永瀬が、問題を一気に解決してしまうのだ。実は、そのベンチ周辺では、とんでもないことが起きていたのである。


『チルドレンⅡ』は、「チルドレン」の1年後の話。武藤は、少年事件担当から、家事事件担当に異動になったようである。この話では、武藤が担当する、ある夫婦の離婚調停を中心に描かれていく。娘の親権で争っている二人。そこに、陣内が「試験観察」処分にした少年の話が絡んでくる。陣内は、その二つの問題を、驚きの方法で解決してしまうのである。


『イン』は、「バンク」から1年後の話。陣内がバイトをしている、デパートの屋上が舞台である。彼の仕事ぶりを見に来た、永瀬と優子。そこでもまた、永瀬は、「盲目の名探偵」ぶりを発揮する。


陣内は、父親に対し、嫌悪感を抱き続けていた。しかし、父親を殴ったことで、スッキリしたという。その話題は、各話の中で登場するのだが、最後の「イン」の中で、その真相が明らかになるのだ。さすが伊坂さん。単なる暴力では終わらせなかった。


この作品、登場人物が少ないのでわかりやすいし、それぞれのキャラクターもはっきりしているのがいい。そして、結構深刻な事件が発生していたりするのだが、それを全く感じさせないところが、伊坂さんらしい。


この作品、単行本が出版されたのは、10年以上前なのだが、伊坂さんの新作が、この作品の続編だと知り、慌てて読んでみた。かなり前の作品だが、やっぱり伊坂作品は面白かった。

ニックネーム: シャワ 投稿日:2013/06/13

愛すべき陣内さん

「陣内さん」中心の短編集です。

陣内さんは、自己中心的で、空気も読まなくて、我が道を突っ走って生きています。
でも何故か憎めないんです。

そんな陣内さんと周りの人達の日常が書かれている1冊です。
各短編には陣内さんが必ず登場し、小さなドラマが展開されます。
その小さな短編は、最後の数ページのための伏線をたくさん含んでいます。

最後の数ページで、「あ~やられた~かっこいいなぁ」と思わせてくれる1冊です。

ニックネーム: p*m 投稿日:2013/02/27

短編のフリした長編。

読もうと思ってたら息子に先越されて結局借りて読んだ本…ラッキー(笑)。一気読み。面白かったです。メインキャラ達が皆、各人単独で充分ドラマがあって何しろ素敵。モチロン中でも抜群の個性派は陣内ですが、笑っちゃうくらい強烈なインパクトなのに「こういう人間」と簡単に説明しづらい、非常に掴み所のない奴だと思いました(なかなかな「名言」を吐くし「変人」ってだけじゃないし)。まぁ現実なら友人にも身内にも先輩にも同僚にも私は持ちたくないけど(苦笑)。キャラのリンクの多い作家さんだけど本作のキャラ達も何処かでまた出て来るのかな?そういう楽しみ方も伊坂作品の醍醐味、だったりするのかもしれませんねー。

ニックネーム: つくしぃ 投稿日:2011/11/24

ダサいけどカッコイイ、尊敬するけど真似したくはない、そんな人。

変な事しか言わないけど、カッコイイ。
矛盾の塊だけど、カッコイイ。
そんな、不思議な魅力をもつ、陣内という人物を取り巻く物語。

伊坂氏のギャグの種類は、この文庫の裏表紙のあらすじにある様に「ファニー」という言葉が合う。
大笑いしてしまう訳ではなく、和む程度に、くすっとくる。

連作短編なので、いくつかの話がそれぞれ関連しており、前の話で明かされなかった小ネタ(?)を明かしたりと、読んでいて飽きない。


ちょっとした息抜きに、それこそコーヒーや紅茶を啜りながら、味わうように読むのも良いかもしれない。

ニックネーム: ひなたぼっこ 投稿日:2011/08/01

5つの短編集ですが、内容がつな…

5つの短編集ですが、内容がつながっているという面白い仕組みです。
日常のありふれた、でもありえない・・・よくわかりませんよね。
興味あったら読んでみてください。
伊坂幸太郎さんがなぜ多くの読者をひきつけるのか、ちょっとわかったような気がしました。
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