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本 東の海神西の滄海

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本-東の海神西の滄海
著者: 小野不由美 (著)
定価 ¥658(税込)
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商品情報

出版社名
講談社
シリーズ名
講談社X文庫 White heart
発行年月
1994年 06月
ISBNコード
9784062551687
版型
--
ページ数
321P
平均評価
(5)
: 17件
: 7件
: 3件
: 0件
: 0件
ブクレポ
5件

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小野不由美 OFF

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: cotocoton 投稿日:2014/04/04

王として本当にふさわしいのは誰なのか

シリーズ3作目は1作目でも登場した雁国が舞台です。1作目での雁国はすでに500年以上の長い歴史を持つ豊かな国ですが、今作ではその雁国が荒れ果てていたところからお話がスタートします。



あらすじ
延王・尚隆と延麒・六太は共に胎果であり、蓬莱に生まれ育つ。六太は戦乱の中、貧しさから親に捨てられ餓死寸前だったところを発見され蓬山へと連れ戻される。争いの絶えなかった蓬莱での経験から王は国を滅ぼす者として忌み嫌い、蓬山に帰還した後も王を選べず蝕を起こして蓬莱へと戻ってしまう。



延麒が無意識に飛んだ先にいたのがのちの延王・尚隆だった。尚隆は滅亡に瀕した小松水軍率いる若大将だったが、戦に敗れ命を賭しても守りたかった民を全て失ってしまう。そんな尚隆に延麒は理想の王としての器量を見出し「国が欲しいか?」と問い……。



時代は日本でいうところの室町・戦国期?が舞台のお話なのでアニメで見ると服装やら言葉づかいやら時代劇風ですが、出自と時代環境のせいか考え方も現代日本に生まれ育った陽子より王という地位に順応性があり、優れた政治手腕を持ち合わせているし、普段はいい加減な感じなのに、いざとなると頼りになるなどギャップが最高に格好いい!



十二国の世界では王と麒麟は道を踏み外さなければ不老不死であるにも関わらず、その治世を維持できる国はあまりないようです。そんな中、先輩王として陽子に色々助言をする延王がどんな道のりを歩んできたのか、その人柄と考え方がよくわかるお話です。



今作中では延麒がちょっと幼く、短慮を起こすこともしばしばですが、元は王という存在に不信感を持っていただけに、延王を選びはしたものの、やはりその権力構造には納得がいきません。「誰が上に立っても同じ」という延麒とそれは違うと諭す臣下の問答を通してこの世界の軸となる王の存在、そして現実世界の権力構造のありかたなど色々考えさせられます。国、と大きく考えなくても一般企業の権力構造にも通じるところがあるのではないかと思います。人の上に立つ人よりも人の上に立つ人を選べる側にいる人たちにこそ是非読んでもらいたい1冊かもしれません。

ニックネーム: アーミー 投稿日:2012/10/26

この王にしてこの麒麟、ナイスな名コンビ

十二国記シリーズの中の雁州国主従の物語です。

雁州国の国王と麒麟の主従コンビは男性二人。
見た目13歳の少年の麒麟とテレビドラマ「暴れん坊将軍」のような若殿の組み合わせは、『月の影影の海』の陽子とケイキのようなドキドキ感は感じられない半面、悪友同士といった感じを受け、前作とはちょっと変わった印象のお話でした。

ストーリーは、雁州国延王・尚隆と延麒・六太が国を建て直す過程と、延王・尚隆が王座に着くまでを過去、現在織り交ぜて書かれています。作者は番外編として書かれたということで、番外編らしく、雁州国主従のドラマチックでコントのような会話が楽しめました。

「国が欲しいか? ならば、一国をおまえにやる」
「ただし、必ず一国だぞ。城だけでも土地だけでも許さぬ」

こんな会話で成り立った王と麒麟の主従関係です。
なんだかとても人間っぽいと思ったら、実は延王・尚隆も延麒・六太も十二国からは幻の国とされる蓬莱(日本)で育ったという過去を持った者同士でした。延国には謀反人斡由も存在して、十二国というところが平和な天国のような世界ではないことがわかりますが、返ってそれで親近感を感じました。

今までと少し雰囲気の違った、
王と麒麟にふさわしい国盗り物語風に仕上がった作品だと思います。

ニックネーム: みやび 投稿日:2011/04/01

十二国記シリーズの第三作目。こ…

十二国記シリーズの第三作目。これまでいろんな所に顔を突っ込んでいらっしゃる雁国主従の登極前後のお話です。陽子がこちらに来た時代より五百年以上も前になるんですね~。

晩年の先王の暴挙と長年の王座空位により雁国は荒廃しつくしていた。新王である小松尚隆が延麒・六太に国を託されてから二十年、焦土と化した国土は徐々に復興しつつあったが、内政の安定を優先した結果、先王のもとで私服を肥やしていた官吏の整理は後回しとなっていた。そんな折、治水の権利をめぐり西方の元州で謀反の動きがあり、六太は人質として元州侯の一子である斡由の手に落ちてしまう。

六太を捕縛したのは更夜という名の元州の射士であった。彼は幼い頃から妖魔とともに生きてきたため人里から疎まれていたが、斡由に拾われ仙籍を得ていたのだ。六太は王の存在そのものに疑問を抱き葛藤しながらも、斡由の本性に触れ更夜の絶望を知ることになる。元州州師に対抗するため策をめぐらし兵を集める尚隆。様々な想いが交錯する中、事態は戦乱の様相を強めていく。

今回は六太の苦悩と尚隆のあっけらかんとした強さとの間でとことん浮き沈みさせられました(´д`;) 麒麟は天命を聞き民意を知る神獣とされていますが、六太自身は一人の民として幼い身ながら戦乱の世の無情さを理解し、王を選ぶ行為そのものに迷い続けます。しかし天が麒麟という器を介して王を据える理が在る以上、きっとその先に希望があるはずだと思いたいですし、なにより彼等はもう一人ではないのです。これからも六太は尚隆とともに歩み、迷いながらも自分なりの答えを探し続けるのでしょう。

なっ、なんか救われない話のように書いちゃいましたが、なんせ主人公がアレとアレなだけに決して暗くはならないんですよ(笑)主従と側近たちのやりとりはテンポが良くて、おそらくこのシリーズ読んで一番というくらいに爆笑しちゃいました。尚隆はとても型破りな困ったちゃんですが、雁の国民、そして六太にとって名実ともに希望の光なんでしょうね。

ニックネーム: ちま 投稿日:2010/03/09

私はアニメから入ったのですが…

私はアニメから入ったのですが
奥が深く現代社会でも考えさせられる部分がある作品です!

ニックネーム: 時告げる眠り猫 投稿日:2010/02/21

廃墟と言ってよい荒れ果てた国・…

廃墟と言ってよい荒れ果てた国・雁国(えんこく)の復興を進める、延王・尚隆と延麒。
しかし、思うようにはなかなかいかないそんな中、延麒が人質にとられる。
その時、延王・尚隆は、変わった行動をとる。
友との再会、国造りの矛盾、心のもろさ、読みどころはいろいろあると思いますが、
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