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本 月の影 影の海 上

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本-月の影 影の海 上
著者: 小野不由美 (著)
定価 ¥572(税込)
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商品情報

出版社名
講談社
シリーズ名
講談社X文庫 White heart
発行年月
1992年 06月
ISBNコード
9784062550710
版型
--
ページ数
272P
平均評価
(5)
: 22件
: 6件
: 3件
: 0件
: 0件
ブクレポ
7件

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月の影 影の海 OFF
小野不由美 OFF
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ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: cotocoton 投稿日:2014/04/03

壮大な異世界ファンタジー

※上下巻の総評として同一レポを載せています。



NHKでアニメ化もされましたが、アニメとはエピソードの骨格は同じですが登場人物がアニメの方が多いのでちょいちょい違っています。どちらも面白いですが、原作はちょっと慣れないと難しい部分もあるのでアニメでさらっと予習してから読むほうがとっつきやすいかもしれません。スケール感とかはアニメのほうがパッと見て豪華で分かりやすいですし。音が付くと迫力も出て格好いいですよね。私はアニメから入った人間ですが、アニメだけだとよくわからなかった世界の仕組みが原作でじっくり理解でき2度おいしいと言う感じでした。



あらすじ
日本で普通の女子高生としてごく平凡に暮らしていた陽子はある日突然、自分のことを「主」と呼ぶ奇妙な格好をしたケイキと名乗る男に異世界へと連れ去られてしまう。何故かはわからないけれど命を狙われているらしく、護身用?に剣を渡され、さらにそれを扱えるようにと妖魔を憑依させられる。



何がなんだかわからないまま次々と獣に襲いかかられながら、命からがら着いた異世界ではひどい仕打ちをうけ混乱する陽子。何故自分はこんな目に合わなければならないのか、自分が一体何をしたというのか、こんなところ知らない。こんなところには居たくない!……帰りたい。



しかし元いた世界にも既に自分の居場所はない、いや元々自分に居場所なんてなかったということを青猿(異世界へ渡るときに渡された剣の鞘に封じられた妖魔)に突き付けられ誰も信じられない、利用されるくらいなら逆に利用してやる、と「良い子ちゃんの優等生」だった陽子は人間不信から徐々にその言動を変化させていく。



いよいよ満身創痍で行き倒れていたところを半獣の楽俊と出会い救われる。この世界のことを少しずつ教わりながらもこれまでの経緯から不信感をぬぐいきれない陽子。ところがひょんなことから自分がこの世界に「王」として呼ばれたことを知り……。



異世界へ飛ばされてそこで英雄として大活躍する、というお話は王道的ですが、この作品の魅力はなんといってもその世界観の壮大さ。中華風でありながら、世界の成り立ちは現実世界とは大きく異なり、「神様」の存在が絶対的な力を持つ……と書くとなんだか陳腐ですが、格調高い?文章と読めない漢字続出の難解さが妙に説得力を持って真に迫ってきます。今ちょうど新潮文庫で完全版が発売されていますが、当時は新潮社文庫からは外伝しか出ておらず、講談社文庫か講談社のラノベ・ホワイトハートかという選択肢でしかありませんでした。それぞれに若干本文の文字組も違うらしいのですが、個人的には表紙カバーがホワイトハートの方が好みだったのと、ルビがこちらの方が充実しているらしいということでホワイトハート版を買いましたが……コロコロ出版社変えるのはやめてほしいものです。なかなか新刊が出ないのはそういう兼ね合いもあるのでしょうか??



さて、話がそれましたがファンタジーではありますが、人間に何か魔法的な力が宿るかといえば、そういうわけでもなく、不思議な特性を備えた異形の生き物が付加されただけで基本は人間世界とやることはそう大きく変わりません。ただ世界の成り立ちとそのルールが違うので、それ故の葛藤とかは当然あるわけですが、いわゆる王道的ファンタジーと違うのは敵をやっつけて終わり、ではなく、世界はどうあるべきなのか、人として、人の上に立つ王として、その人間臭い葛藤とか世界の理に対する想いとかそういった政治っぽさもありつつ敵を外に求めるのでなく、あくまでも自分の中の敵と戦っていくというスタンスが子供だけでなく大人も読んで楽しいファンタジーかなと思います。



割と長めのお話ですがストーリーはテンポよく展開していくし、ちょっと謎解き要素もありあっという間に読破できてしまいます。登場人物の名前と役職がちょっと堅苦しい感じはしますが、慣れればなんということはないです。個人的に今まで読んだファンタジーの中で不動の1位というくらい好きなシリーズです。

ニックネーム: アーミー 投稿日:2012/09/19

帰還を夢見て始まった陽子の冒険

普通の女子高生がある日突然、見知らぬ国へ流れ着き、宝剣を片手に襲いかかる妖魔と戦うことになる・・・。
なんとハラハラドキドキするファンタジー冒険小説なのだろう。
『アルスラーン戦記』以来のときめきでした。

普通の女子高生中嶋陽子は、ある日学校に現れた奇妙な若者ケイキから主人扱いされる。「ここにいては危険です」と連れ出され、妖魔に襲われて気を失う。気がつくと、周りの景色は見知らぬ町。手には宝剣を持っているが、あたりには見知った人は一人もなく全くの一人ぼっちだった。これからどうすればいいのか。彼女の出会う人から聞いた話をつなぎ合わせると、どうやらここは、陽子のいた世界とはとても遠く離れた別の世界らしい。日本から虚海という海を越えたところにある巧国だという。巧国を交えてこの世界には全部で十二国あるというのだ。

「元の世界へは帰れない」。地元の人に言われるたびに、
元の世界の幻をみて、郷愁の想いにかられる陽子。
妖魔と戦いながら、頼りとするケイキを捜す旅を続ける陽子。
陽子がこの世界へ導かれたのはなぜか?
この先はどんな敵がいて、どんなワナが待っているのだろう?
陽子はケイキと再会できるのだろうか?

ぐいぐいと引き込まれた十二国の世界に、私もすっぽりと浸かってしまい、
陽子の今後が気になって仕方がない。
下巻の読了が待ち遠しい。

ニックネーム: みやび 投稿日:2011/04/01

周囲に居場所のなさを感じていた…

周囲に居場所のなさを感じていた女子高生、陽子は突然学校に現れた奇妙な雰囲気を纏う男に導かれ異世界に放り出される。そこは決して温かく迎え入れてくれる環境ではなく、蔑視され裏切られ恐ろしい妖魔の襲撃に立ち向かう中で、彼女は自身の存在意義や出会う人全てを疑うようになっていく。しかし、ふとした出会いをきっかけに、他人を、そして自分を信じるということに向き合い新しい世界で前向きに踏み出そうと誓う。数々の苦難を乗り越えていく陽子だが、自分を狙うものやそこから庇護しようとする存在の意味するものとは一体何なのか。彼女がこの異世界に呼ばれた本当の理由と、これから待ち受ける過酷な運命が明らかにされる。

本作はこの名シリーズ本編への導入となるお話です。どこか神話時代の中国を彷彿とさせるようでいて、ファンタジックでありながら緻密な設定が練りこまれた世界観がとても魅惑的です。なにより、そこでの主人公の成長が等身大の目線で丁寧に細やかに描かれており、その姿に思わず涙し心から応援したくなったのは私だけではないはず(ToT)うおおおお

このお話はこれで一旦完結するのですが、新しい世界での陽子のその後のお話や、他の国を舞台としたエピソードが離れては絡まり物語は続きます。これから魅力的なキャラクターがたくさん登場してきますが、やはり一作目の主人公であり元日本の女子高生である陽子は読者にとって特別に感じられるはず。蛇足ですが、一説によると10代女子は圧倒的に景麒派が多いそうですが、私は読み始めた当初から断然楽俊派!(笑)
今後もシリーズの続きが見逃せないぜ!

ニックネーム: たけと 投稿日:2010/11/27

言わずと知れた名作 十二国記の…

言わずと知れた名作 十二国記の始まりが描かれています。

アニメにはならなかった物語が小説にはあるということで
読んでみたいと思ってましたが、この月の影 影の海は
ものすごーくブルーな内容なのでいままで敬遠してました。

異世界に放り出されたヒロインが、妖魔に襲われ、人々に
欺かれ散々な目にあいます。また、帰りたがっていた元の
世界でも自分の存在を否定される出来事が起こり、まさに
これでもか!というぐらいに身も心もズタズタにされるのですが、
この始まりがあるからこそ、その後の物語が面白いのであって
めげずに下巻まで読んでみてください。

楽俊との出会いが運命を変える!

ニックネーム: 3ki 投稿日:2010/11/21

どこにでもいる女子高生が、異…

どこにでもいる女子高生が、異界からの迎えで、知らない空間へと迷い込む。人に騙され、人を騙し、這いずるようにして生き延びた末に、帰りたい現実とは何なのか。人に合わせ、仮面を付けて上っ面だけで生きてきたそれまで。
自分の居場所はどこなのか。
主人公の陽子の強さと半獣半人の楽俊の暖かさ。世界の在り方まで考えさせてくれる。
ゲームのような制約と、世界の仕掛け。生き物の本質を考えさせられた。とにかく小野不由美は天才だ。
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