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本 リバース

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本-リバース
著者: 湊かなえ (著)
定価 ¥1,512(税込)
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商品情報

出版社名
講談社
発行年月
2015年 05月
ISBNコード
9784062194860
版型
--
ページ数
275P
平均評価
(4)
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ブクレポ
3件

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湊かなえ OFF

内容紹介

深瀬和久は平凡を絵に描いたようなサラリーマンで、趣味らしいことといえばコーヒーを飲むことだった。
その縁で、越智美穂子という彼女もできてようやく自分の人生にも彩りが添えられる。
と思った矢先、謎の告発文が彼女に送りつけられた。
そこにはたった一行、『深瀬和久は人殺しだ』と書かれていた。
深瀬を問い詰める美穂子。
深瀬は懊悩する。
ついに“あのこと”を話す時がきてしまったのか、と。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: アーミー 投稿日:2017/02/26

コーヒーに隠された秘密

リバースは逆とか裏側、とかの意味ですね。
どんな内容の本なのか、
いつもの湊さんの作品とは少し違った感じの書き出しに
期待感が高まりました。

さえないサラリーマンの深瀬和久は
趣味といえば美味しいコーヒーを淹れることぐらい。
学生時代から口数も友達も少ない彼だったが、
やっとコーヒーが縁で、美穂子という彼女ができました。
そんなある日、美穂子の元へ
『深瀬和久は人殺しだ』という告白文が届きます。
驚いた深瀬は
忘れようとしても忘れられない心の傷を美穂子に語りました。

大学生の夏休みにゼミ仲間で斑丘高原へ車で出かけた時、
夜になって一人遅れてきた仲間を
誰が駅まで迎えに行くかで論議がおこりました。
運転できる浅見と広沢、二人ともが飲酒をしていたから。
結論として、
あまり飲んでいなかった広沢が車で行くことになりました。
免許をもたない深瀬は、「途中で飲めよ」と、
比較的中のよかった広沢の労をねぎらうつもりで
ポットに挽いたコーヒーを淹れてやり、持たせます。
そのまま、広沢は、山道のカーブを曲がり切れずに
崖に落ち焼死体となって発見されました。

自動車事故と処理されましたが、
飲酒の一件だけは、関係者一同隠していました。
けれどもこのことは、
誰もの胸の奥に苦い思い出として残っていたのです。
仲がいいといっても
広沢の個人的なことはあまり知らないことに気が付いた深瀬は
広沢を知るために彼の故郷へ赴き、
幼い頃からの友人たちに会い、高校の卒業アルバムをみます。
そこに、思いがけない人物が写っているのを見てびっくり。
すぐに東京へ引き返し、事件の真相に迫ろうとします。

この作品、友人の事故死の原因を追究する内容ですが、
なぜか私には途中で、
事故死のからくりがわかってしまいました。
そうか、そういうことだったのね。と、
事件の真相に気が付いた深瀬の驚きも、予想どおりでした。

事件は未然に防げなかったのか。
食べ物の趣向から病気のことまで
何でも心から打ち解けて話し合える仲間がいないと、
生きていくうえで困ることも起こるなあというのが正直な感想です。

最後の最後で
見事に読者の想像の裏をかいた作品だったと思います。

ニックネーム: あきらパパ 投稿日:2015/07/05

コーヒーはブラックに限る!?

この作品もまーちさんのブクレポ(http://bookrepo.com/book_report/show/374514)を拝読して「読みたい!」としていたものです。だって、レポの最後の一文が、「この作品を読むと、とびきり美味しいコーヒーが飲みたくなるだろう」なのですから。もう、読まずにはいられません。


この作品、推理小説というジャンルに分類されるのだと思います。当たり前のことかもしれませんが。だって、いきなり、「『深瀬和久は人殺しだ』」の衝撃的な一文で始まりますし、後ろめたい過去を持つ主人公たち(大学でのゼミ仲間)に送られてくる謎の告発文しかり、ホームで電車待ちのところを線路に突き落とされることしかり。しかも、しかも、最後の1頁は、これぞ推理小説!と思わされるほどに圧巻です! まさにコーヒーの王道、ブラジル豆のように!(私・あきらパパは、モカの方が好きですが… あっ、今はそういう話ではないですね。)
話を戻して、推理小説ということですが、ただ、この作品、読んでいて、告発文が送られた主人公ら4人(しかもそのうちの一人はホームから線路に突き落とされ危うく電車に轢かれそうになる)に、切迫感がイマイチないように感じるのです。まぁ、ストーリー展開上、ワザとそのようにしているという節がないわけでもないようにも思えますが。しかも、後半の犯人探しは、刑事が犯人を追うような犯人探しではないですし。
もしかしたら、著者は、エスプレッソコーヒーのような濃厚な推理モノというよりも、何か別のモノをも書きたかったのではないかとも思えてきます。チャンドラーのようなハードボイルド風とは異なりますが、男の劣等感とか、エゴとか、嫉妬とか、友情といったようなことを。うーん、だって、主人公・深瀬和久の気持ち解るなぁ、という部分も意外とあったりしましたし。
『リバース』という題名には、二つの意味が込められているのではないか、と読み終わってみて思ったところです。




そうそう、この作品を読むきっかけが、「この作品を読むと、とびきり美味しいコーヒーが飲みたくなるだろう」ということでしたね。
「豆の種類やローストの具合により挽き方も変わってくる」や「ケニアです。オレンジやビターチョコレートのような風味が特徴ですね。他の豆より深煎りされているので、苦みを強く感じると思います」(本書21頁)なんてことを読んでいると、コーヒー好きにはテンションが上がってきます。先を読み続けたいところをグッとこらえ、あー、コーヒーを淹れようかなぁー、って。飲みながら続きを読みました。
この作品に登場する自家焙煎のコーヒー豆店「クローバー・コーヒー」も、抑え気味のカントリー風インテリアで統一され、通路突き当りにある焙煎機や麻袋を置いた部屋の隣に木のカウンターに椅子が六脚並んだだけの喫茶コーナーがある、なんて書かれていると、あー、行ってみたいなぁ、って思えてきますし。脱サラしてコーヒー焙煎店を始めたマスターとその奥さんも、気さくな感じに思えますし。
それと、淹れ方で、へーっ、と思ったのは、エスプレッソマシンで淹れてお湯で割る、というもの。お店なんかでは、このような淹れ方もするのかもしれませんが、ハンドドリップで淹れている私・あきらパパには、お湯で割る、なんてのは思いつきませんでした。
飲み方でも意外だったのは、そんなものが砂糖やミルク代わりとして合うんだ、と。ただ、私・あきらパパはブラック派なので、わざわざ買ってまでして飲もうとは思いませんが。なら、大丈夫かな。

ニックネーム: まーち 投稿日:2015/05/30

最後の1ページで“リバース”!

深瀬和久は、事務機器会社に勤める、冴えないサラリーマン。彼の唯一の趣味というか、特技と言ってもいいと思えるのが、美味しいコーヒーを淹れることで、職場でも、非常に喜ばれているようである。

そんな彼は、お気に入りのコーヒー豆専門店を見つける。その店は、店内でコーヒーを飲むこともでき、深瀬は、常連客となったのだ。
その店で、彼は、越智美穂子と出会い、交際を始める。ところがある日、彼女が働くパン屋に、差出人不明の告発文が届いたのだ。


“深瀬和久は人殺しだ”


と書かれた紙を見せられた深瀬。実は彼には、それを、ただのいたずらだと言えない過去があったのだ。


それは、彼が学生時代のことである。ゼミ仲間のひとりが、彼の叔父の別荘に行かないかと言い出す。ところが、言い出した村井が、出発前日に事故に遭い、一緒に行けなくなってしまう。夜になってから最寄りの駅に到着したという村井から電話があり、車で迎えに来てほしいと言うのだ。しかし、深瀬と谷原は免許がなく、浅見と広沢は酒を飲んでいた。いろいろもめた結果、少量しか飲んでいない広沢が迎えに行くことになる。しかし広沢は、免許を取ったばかりで、山道の運転には不安があったのだ。
そして事故は起きてしまった。広沢が乗った車は、ガードレールを突き破って転落し、炎上したのである。
事情聴取を受けた4人は、打ち合わせをしたわけでもないのに、広沢が飲酒していたことは、誰も言わなかったのだ・・・


その後、深瀬以外の3人も、さまざまな形で「人殺し」という告発をされていたことが明らかになる。さらに谷原は、命に別条はなかったものの、電車のホームから突き落とされるという、危険な目にもあったのである。深瀬は、犯人を捜すため、広瀬の過去を遡ることにしたのだが・・・


深瀬は、広沢の同級生たちから話を聞いていくうちに、彼が気付かなかった、広沢のさまざまなことを知ることになる。それは、広沢をただ一人の親友だと思っていた深瀬に、ショックを与えるものだった。そして深瀬は、卒業アルバムに、驚きの人物を発見するのだった・・・


この作品、そういう結末だったのかと、ちょっと期待外れな気分になりかけていたのだが、最後の1ページで、衝撃の“リバース”となるのである。そして、作品の中のさまざまな要素が、その1ページのための伏線だったのか!と気付かされる。


イヤミスではないが、久々の、湊さんらしい作品という感じである。


この作品を読むと、とびきり美味しいコーヒーが飲みたくなるだろう。
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