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本 ふたりのイーダ

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本-ふたりのイーダ
著者: 松谷みよ子 (著)
定価 ¥626(税込)
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商品情報

出版社名
講談社
シリーズ名
講談社青い鳥文庫 006‐6
発行年月
1980年 11月
ISBNコード
9784061470118
版型
--
ページ数
205P
平均評価
(5)
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ブクレポ
1件

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松谷みよ子 OFF

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: hi2515 投稿日:2015/04/04

椅子が探し続ける相手

巻末にも述べておられましたが、今年前後70年を控え語り継ぐ人々の減少に胸が痛みます。

伝言ゲーム(少し不謹慎かも知れませんが)ではありませんが、やはり経験した人々の言葉に重みがあると言うのも事実でしょう。

色んな原爆に関するお話を読んでまいりましたが、児童文学のジャンルに入るこの作品はきっと大人も唸らせることは間違いありません。

小さな子供には、大人とは違ったとらえ方もあり、一時中沢さんの『はだしのゲン』が問題視されておりましたが、これは大人にもじんわりと心に響くお話で松谷さんの才能に驚くばかりです。

実は、この本は母が先の読んだのですがどうにもこの良さが解らずだった気がします。そう、じっくりと味わってもらいたい作品です。

椅子が歩いてご主人様の娘さんを探し回るなーんて奇想天外な発想ですが、人々の想いってそれ程重くって幼子は輪廻転生ではありませんが生まれ変わる前の想いを抱いているって言うのもなーんか頷けるんです。

夏休みの最中、お母さんのお仕事の都合で祖父母の家に預けられた幼い兄妹の奇妙な体験の物語は松谷さんならではの表現で、嫌な事があるとイーダって眉間にしわを寄せ、唇を尖がらせていた幼子を思い浮かべます。そのイーダとアンデルセンのイーダちゃんの花をかけ合わせたしゃれた作りになっています。

歩き回る椅子が探し続けるイーダちゃんと夏休みに祖父母の処に預けられたイーダちゃんの二人のイーダがどこで交差するのか?

原爆の生々しい表現はありませんが、心の奥深くにずしりと響く物語です。

ぼさぼさ髪のイーダちゃんの見つめる先が気にかかります。原爆と言う恐ろしい兵器が人々を襲いポツリと消えてしまった時間軸に想いが馳せられます。

ただ、この作品には明日があります。明日があったからこそ、今の日本があり、その復興は目をみはるばかりですが、忘れてはならない事を静か伝えてくれる作品です。
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