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本 ビブリア古書堂の事件手帖 7

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本-ビブリア古書堂の事件手帖 7
著者: 三上延 (著)
定価 ¥702(税込)
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商品情報

出版社名
KADOKAWA
シリーズ名
メディアワークス文庫 み4-7
発行年月
2017年 02月
ISBNコード
9784048926409
版型
文庫
ページ数
341P
平均評価
(4)
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ブクレポ
4件

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三上延 OFF

内容紹介

ビブリア古書堂に迫る影。
太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。
彼はある一冊の古書を残していく―。
奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。
青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった…。
人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。
その物語に幕引きのときがおとずれる。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: IKUNO 投稿日:2017/05/06

最終巻にふさわしい「あの本」

『ビブリア古書堂の事件手帖7』(三上延) <メディアワークス文庫> 読了です。


※内容に踏み込んでますので、気になる方は読まないでください。


最終巻にふさわしい、シェイクスピアが扱われています。
恥ずかしながら、ファースト・フォリオやファクシミリ、というものを知らず、大変勉強になりました。

また、中世の出版事情も知ることができました。
もし手元にファースト・フォリオがあったとして、その内容のいい加減さに幻滅してしまったかもしれません。 :-)

福田恆存がシェイクスピアの戯曲を全訳したかのような記載がありましたが(福田恆存訳の全集を参考にペンギン版の全集を全部読んだ <P103>)、福田訳は全訳ではないですよね? ちょっとそこが気になりました。
# 認識違いをしているようであればご指摘ください。

あと、古書の振り市で、本を投げてやりとりしているのを知ってショックを受けました。
もっと大切に扱ってほしい!

栞子さんと五浦の恋愛話は「どうでもいいや」と思ってましたが、まあ、うまく作品に組み込めたのではないでしょうか。
智恵子さんが五浦のどこを評価したのかは分かりませんが……。

今後も番外編、スピンオフを書かれる、とのことで楽しみです。
どのような作品を出していただけるか、期待して待っています。

ニックネーム: アーミー 投稿日:2017/04/17

まだまだ続く古書の謎やエピソード

まーちさん、こたろうさんに続き、
私もやっとこの本を読み、レポを描きます。
お二人のあとなので、本当に簡単にしか書けませんが・・・。

前作で怪我をおいながらも
お互いの気持ちを確かめ合った大輔と栞子。
古書をめぐる謎はそのまま、栞子の家族の謎へとつながり、
やがて劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と
謎多き仕掛けへと発展します。
皮表紙のりっぱな大判の本、
シェイクスピアの戯曲が書かれたファースト・フォリオ。
価値ある本物の他に複製本が2冊。
どれも外見はそっくりでどれが本物かまったくわかりません。
本物が分かる人こそ、真の古書コレクター?
栞子さんと確執のある実母との
この3冊の本をめぐる落札争いも面白く読めました。

ラストはあっけなく、
落ち着くところに落ち着いた感があり、
このシリーズらしい爽やかな読後感が残ります。
昔の活版印刷術を知ることもできたし、
シェイクスピアの作品など懐かしく思い出しました。
シェイクスピア、そういえば学生の頃、
夢中になって戯曲を読んだことがありました。
悲劇にはタイトルに登場人物の名前が付けられるという特徴を
始めて知り、なるほどと思いました。
シェイクスピアを再読してみたくなったのは、私だけでしょうか。

この作品、まだ形をかえて続くようです。
古書にまつわる謎やエピソード、
とても興味深いですから嬉しいです。
映画も予定されているということで、そちらも楽しみです。

ニックネーム: こたろう 投稿日:2017/03/28

メインスト-リーは完結しましたが……

「ビブリア古書堂の事件手帖」も7です。完結です。まーちさんがレポを書かれています。
私も長い間にわたって読んできた気がします。(途中経過を忘れてしまうほど、長い間です。家人もそう言っておりました。ただの健忘症かもしれませんが)でこういう結末なのかと、ややあっけない気もしております。


途中で膨らませるだけ膨らませた古書をめぐるなぞ解きをとにかく、納得のいく結果に納めるにあたって三上さん、かなり苦労をされた様子で、そのあたりがかなり率直にあとがきに出ていて、ごくろうさま、愉しませていただきましたと、言いたい気分です。
そのラノベらしい設定というか、口が重くて対人関係に問題ありの(しかし本の事となると別で)という栞子さんと年下で本を読むと頭が痛くなるという奇病(?)の持ち主の大輔が次第に打ち解けていって距離を詰めながら古本の謎、そして親子関係のしがらみを彷徨うというなかなかなじみにくい設定だったのですが(随所に出てくる巨乳というフレーズもひっかかります)何とか読破しました。


神奈川の鎌倉や戸塚あたりを舞台にしたのも、良かったのかなと、東京のど真ん中でありえないような設定で、ホームレスの本に詳しい叔父さんが出てきたり、古びた建物のビブリア古書堂もそんな雰囲気になじんでいる気がします。
キャラの設定の不自然さ(おじさん世代にとって)をこえて興味深く感じたのが古書にまつわる、やり取りや謎めいた稀覯本の行方を追う栞子の母親であったり、お金に糸目をつけない収集形といった普段お目にかからない方々の生態がめずらかったのでもあります。


メインの、七巻通して続く謎の本の正体が明らかになり、それが古書店主が集まったセリにかけられるシーンは、さほど迫力を感じなかったのですが(三冊ある本のなかのどれが本物かを見抜く場面も、そのからくりもふくめて)それは私が本の価値を中身に求めていて、初版本であるか、とか稀覯本であるかには求めていないからではないかと感じます。
もちろんそんな暇とお金がないこともありますが、さてそのような本を大切に集められている人は(投資目的は別として)管理維持が大変だろうなと、気楽に開いて読めない本なんて、とも思いました。


いぜんカヌーイストの野田知佑氏のエッセイで、旅にもっていく本を(おそらく文庫本)かさばるからと二つにちぎって、読み終わた部位から火にくべるというシーンを読んで価値観の違いに逆に印象に残ったことがありますが、これから本を貯めるのではなく、できるものなら火にくべようかと、そんな読書人になりたいとも、ビブリアシリーズを読み終えて、反作用のように思ったのでした。
でも、今後出るだろうスピンオフ作品も読むでしょうね、きっと。

ニックネーム: まーち 投稿日:2017/03/18

ついに完結?!

シリーズ第7弾で、完結編。
残念と思う方がいらっしゃるかもしれないので、最初に書いてしまうと、本編としては完結らしいが、前日譚や後日譚、番外編やスピンオフという形で、「ビブリア」は続くようである。


さて、今回の話だが、前作で、入院することになってしまった大輔が退院し、店に復帰することになる。
そして、度々事件の原因となった、太宰治の「晩年」だが、前作でかかわることになった久我山真里から、初版本をビブリア古書堂が買い取って、田中に売るという約束になっていた。
ところが、その本がすでに人手に渡ってしまったことがわかる。
その本を買い取ったのは、舞砂道具店という骨董屋で、その店の店主である吉原という男(久我山書房の書生兼番頭だった)が、その本を譲ってもいいと言ってきたのだが、800万という、相場の何倍も高い金額を提示したのである。
田中との約束のことを持ち出され、栞子は、その金額を受け入れるのだった。
しかしそれは、赤字が続いているビブリア古書堂にとって、簡単に払える金額ではなかったのである。
さらに吉原は、「晩年」とともに、「人肉質入裁判」という本を置いていったのだ。
それには、どんな意味があるのか?


そして、吉原が帰った後、今度は、水城禄郎という男性が、店を訪れる。
彼は、栞子の祖母である英子の夫なのだが、血はつながっていない。
その水城が、栞子に頼みたいことがあるというのだ。
それは、英子が大切にしていた黒い革表紙の本を、取り返してほしいというものだった。
その本は、もともとは久我山のものだったようなのだが、借用書だけが残されていたらしい。
その借用書をもってやってきた吉原に、英子が、あっさりと渡してしまったというのだ。
ところが、話を聞いてみると、その黒い本は、シェイクスピアのファースト・フォーリオ、つまり、戯曲を集めた最初の作品集のファクシミリ、つまり、複製本だということがわかったのだ。
英子はなぜ、そんな貴重な本を手放してしまったのか・・・?


今回の作品の話の中心は、シェイクスピアの稀覯本である。
それを巡って、栞子と、彼女の母親である智恵子が、対決することになるのだ。


そして、もう一つは、栞子と大輔の関係である。
お互いに、結婚を考えているようなのだが、智恵子の言葉が、大輔を弱気にさせてしまったようで・・・


完結編としては、さまざまな親子関係も含めて、スッキリとおさまった感じである。
シェイクスピアの時代の印刷や製本に関する話や、上演の様子などの話は、とても興味深かった。


そして、ある目的のために、稀覯本に信じられないようなことをした久我山は許せないと思ったのだが、終盤で、それには、驚きの秘密が隠されていたことがわかる。


この作品、実写とアニメで映画化されるそうである。
レポの最初に書いたように、さまざまな形で、シリーズは続くようなので、今後も楽しみだ。
とりあえず、一区切りという感じである。




ちなみに、「人肉質入裁判」とは、「ヴェニスの商人」の翻案ということだ。




余談だが、栞子さんは、歯磨きの最中でも読書をするらしい。
活字中毒の私でさえ、さすがに、歯磨きの最中には、本は読まない。
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