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本 もの食う人びと

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本-もの食う人びと
著者: 辺見庸 (著)
定価 ¥777(税込)
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商品情報

出版社名
角川書店
シリーズ名
角川文庫
発行年月
1997年 06月
ISBNコード
9784043417018
版型
--
ページ数
--
平均評価
(4)
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ブクレポ
2件

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辺見庸 OFF

この商品について

バングラデシュで、旧ユーゴで、ソマリアで、チェルノブイリで―世界中で人びとはいま、なにを食べ、考えているのか―。全世界、全人類共通である「食」のリアルな現場を追った、ルポルタージュの傑作。

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: Free Style 投稿日:2014/10/10

改めて食の喜びを知る

本書の発売は今から17年前、日本ではバブルが崩壊し
消費税が3%から5%に引き上げられた頃、著者は長年の飽食に
慣れてしまった自分の舌と胃袋が気にくわなくなり
世界の人々が今、何をどこで、どんな顔をして食べているのか
どれほど食えていないのか、食べる営みをめぐりそれに触れるため
この奇妙な旅を決める。


人びとと同じものをできるだけ一緒に食べ、飲むことを自分に課し
2年と期間を区切り様々な地を訪れます、今読んでもおもしろく
どれも印象深かったのですが特に印象深いものをいくつか・・・。


バングラデッシュの駅前広場の屋台での最初の食事は
焼き飯に骨つきの鶏肉、お米文化はやっぱりいいと、うなずきつつ
肉をかじろうとすると「それは残飯!」と注意される


ダッカではホテルやレストランから出た残飯が売られていた
残飯も鮮度が落ちるに従って安くなっていく、それでも
残飯が買えない人が路肩に横たわる。


フィリピン、ミンダナ島の密林地帯を訪れたのは、山一帯に
潜んでいた旧日本軍が犯してしまった食のタブーを知るため。
肉親が食われたと昨日のことのように語る遺族と食った歴史を知らず
日々暮らしている日本。何とも言葉が出ない


ソマリアでの飢餓と内戦は日誌の抜粋という形で淡々と綴られています。


ソマリアを助けに来たイタリア・ドイツ・アメリカ兵士の食と
助けられるソマリア自身の食の落差、平穏な食も食の喜びもない。


チェルノブイリ原発三十キロ圏内の村は事故後、五万人以上の
農民が退去させられた。それから8年、疎開先の生活に馴染めず
八百万人ほどの人が戻ってきている。


科学技術センターの研究員は言う、「森が火事になり死の灰が舞ったから
森のキノコ・リンゴは危ない・・」と
老婆が暮らす家の薪は森から拾ってきたもの、キノコもリンゴも平気で
食し老人達はウォッカや赤ワインを飲めば放射能は洗われると信じている


韓国で出会った三人の婦人、葬儀用のチマチョゴリを着
三人とも小型包丁を隠し持ち刃先を自分の胸に向けてふりかざそうと
していた。


彼女達の中にある日本は怒りの味・憎しみの味・悲しみの味


行き当たりばったり、気のむくままの旅は取材した現実を
シンプルに伝えてくる。故にストンと自分の中に入ってくる


過大な表現もお洒落な言葉もなく作者の人柄がとても
出ています。しかしその土地の人と同じものを食べるという事は
簡単なようで難しい、自分だったら口にすることができるだろうか


見えざる食いものを食った記憶誌とも言える本書
食うこと、食えないことに関わる知られざる奥深いドラマがあった。
作者が関係者から記憶のおすそ分けをしてもらい
またそれをおすそわけをしてもらった。


本書に登場した土地の人達は今、食えているのだろうか。
そして食に関わる差別は祖先や文化の記憶を味になぞることでもあるから
心を深く傷つけてしまう。当たり前のように食べていた物を
けなされたら、やはり悲しくなる。


安全なものをお腹一杯食べられる毎日に改めて感謝です。
彩り・栄養のバランスを考えて出している料理に
我が家の相方くんは食の喜びを感じているかなぁ~。

ニックネーム: tsubasa 投稿日:2011/04/10

色々と賞を受けた作品らしいの…

色々と賞を受けた作品らしいので書評めいた駄文を連ねる必要は無いだろうし、そんなものに価値がある作品とも思えない。色々なところでメシを食う。ただ、紀行本のような美味いメシを求めているのではなく、戦地や貧困地域などに行って現地で食べるところに本書の特色はある。自ずとジャーナリスティックになる。

僕は辺見庸という人の本はこれが初めて読んだ本だ。なんとなくずっと避けていた。特別に理由があったわけじゃないが、暑苦しそうだった。それだけ。それでだが、この本を読んでも特に印象は変わらなかった。

イデオロギーとか国家とか、権力とか、言論とか世論とかそういうのが嫌いなんだろう。理念的に反対するとかそういうクールで整然とさせる類のものじゃなくて多分嫌いなのだ。生理的に反抗者なのだろう。でも食べることは好きだ。それは読めばよくわかる。

が、ニヒリスティックなのか情熱的なのか、独白なのかメッセージなのかそういう人間的な捩れを抱えて、それを隠さずに恥じるその姿勢。それが、我がことのようにわかりすぎて些かむさ苦しい。

本書に小泉武夫や開高健のような開放性は無い。じっとりと舐め上げるような執念がある。なんとも苦しい文言を連ねてきたが、決して面白くない本ではない。いや、面白い本だと思う。だがクセはある。戦後エリアや貧困地区の食などに興味がある人は手にとってみてほしい。
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