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本 dele

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本-dele
著者: 本多孝好 (著)
定価 ¥1,728(税込)
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商品情報

出版社名
KADOKAWA
発行年月
2017年 06月
ISBNコード
9784041049037
版型
127×188mm
ページ数
300P
平均評価
(4)
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ブクレポ
1件

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本多孝好 OFF

内容紹介

『dele.LIFE』の仕事は、誰かが死んだときに始まる。
死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除する―それが、この会社の仕事だ。
新入りの真柴祐太郎が足を使って裏を取り、所長の坂上圭司がデータを削除する。
淡々と依頼を遂行する圭司のスタンスに対し、祐太郎はどこか疑問を感じていた。
詐欺の証拠、異性の写真、隠し金―。
依頼人の秘密のファイルを覗いてしまった二人は、次々と事件に巻き込まれる。
この世を去る者が消したかった“記録”と、遺された者が抱く“記憶”。
秘められた謎と真相、そして込められた想いとは。
“生”と“死”、“記憶”と“記録”をめぐる連作ミステリ。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

目次

ファースト・ハグ
シークレット・ガーデン
ストーカー・ブルーズ
ドールズ・ドリーム
ロスト・メモリーズ

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: まーち 投稿日:2017/08/25

自分の死後、消してほしいデータはありますか?

<dele.LIFE>は、依頼人の死後、指定された時間、指定したパソコンやスマホなどのデジタルデバイスが操作されなかった場合、依頼人に代わって、指定されたデータを削除するのが仕事である。(通知から削除までできる、専用のアプリがある)削除は、依頼人の死亡を確認してから行うのだが、所長の坂上圭司は、車椅子を使用しているため、新入りの真柴祐太郎が、圭司の“足”となって、動き回ることになる。
基本的に、圭司は、条件を満たせば、容赦なくデータを削除してしまうのだが、さまざまな事情から、データの中身を見る必要が出てきてしまうのだ。
この作品は、二人が、依頼人のデータを見てしまったことによって巻き込まれてしまった、5つのケースを描いた、連作ミステリである。


『ファースト・ハグ』 依頼人の新村という青年が殺される。彼が削除を依頼していたデータに、殺された理由が隠されている可能性があると考えた祐太郎は、圭司を説得し、データを見ることに。中身は、住所録で、詐欺に利用されたと思われたのだが・・・
──新村が殺されてしまうことになった事情が切ない。


『シークレット・ガーデン』 依頼人の死亡を確認するため、依頼人である安西という、大手ゼネコンの相談役の葬儀に出席した祐太郎は、安西の妻だと主張する女性と出会う。安西の妻は亡くなっていて、どうやら、その女性は、勝手に入籍したらしい。安西が削除を依頼したデータに、その女性に関するものがあるのかと思ったのだが、ファイルに保存されていた写真は、別の、若い女性とのものばかりで・・・
──安西氏が、二股をかけていたのかと思われたのだが、真相は、意外なものだった。


『ストーカー・ブルース』 依頼人の和泉という男性の死亡を確認しにいった祐太郎は、部屋の片づけに来ていた和泉の妹から、兄は、昏睡状態で、自殺未遂か事故か、はっきりしないと聞かされる。昏睡中に、依頼人のパソコンを処分されてしまうことを恐れた圭司は、データがどういうものか確認することに。しかし、その中身は、和泉が、ストーカーをしていたと思われるもので・・・
──コミュ障男性の、切ない話だった。


『ドールズ・ドリーム』 依頼人の女性が亡くなり、依頼されたデータを削除しようとしたのだが、なぜか、中身は空だったのだ。理由を考えていた二人だが、意外なことから、その秘密が明らかになり・・・
──幼い娘を残してこの世を去る母親の想いが切ない。個人的には、この話が一番よかった。


『ロスト・メモリーズ』 依頼人の死亡を確認しに行った祐太郎は、依頼人の息子から、父親の口座に残されているべきお金が、2000万以上消えていると聞かされる。削除を依頼されたデータに、秘密が隠されているかもと考えた祐太郎は、圭司に、無理やり、データの中身を調べさせる。そして、、依頼人は、偽名を使って、毎月、有料老人ホームに利用料を振り込んでいることがわかったのだが、依頼人には、老人ホームに入るような親族はいなことがわかっていて・・・
──親子の確執が絡んだ、微妙な話。


本多さん、久々の、“生と死”をめぐる作品だった。
最近、『デジタル遺品』が問題になっているので、タイムリーな作品だと思った。
見られたくないデータというと、祐太郎もそうだったが、エッチな写真とか、グロい写真とかを連想してしまいそうだが、この作品を読むと、見られたくないデータは、人それぞれだということがよくわかる。


内容紹介に書かれている通り、「“生”と“死”、“記憶”と“記録”」をめぐる、なかなか面白い作品だった。


ちなみに、「dele」とは、「削除jせよ」というような意味である。
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