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本 鹿の王 上

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本-鹿の王 上
著者: 上橋菜穂子 (著)
定価 ¥1,728(税込)
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or
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商品情報

出版社名
KADOKAWA
発行年月
2014年 09月
ISBNコード
9784041018880
版型
127×188mm
ページ数
565P
平均評価
(4.5)
: 4件
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: 0件
ブクレポ
4件

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鹿の王 OFF
上橋菜穂子 OFF

この商品について

2015年本屋大賞 受賞作!

内容紹介

強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。
その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。
ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。
その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾い、ユナと名付け、育てるが―!?厳しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、父と子の物語が、いまはじまる―。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

書籍一覧 > 鹿の王

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: アーミー 投稿日:2017/02/20

究極の上橋ワールドへ!

やっと図書館の予約順番がきました。
本当にこの作品、人気があるようでもう1年以上待っていました。
人気があるのも無理ないですよね。
上橋さんのネームバリューとともに、
児童文学にも分類されているというその内容ですから。
児童から大人まで、
幅広い世代の人から指示されているようです。

あらすじはすでに何人もの方がレポをあげていますので、
特に詳しくはのべません。
不思議な犬たちに襲われて発症する病気から
完治した主人公ヴァンは、
強大な帝国東乎瑠に立ち向かう戦士団「独角」のリーダでした。
闘いにやぶれて奴隷にされ、岩塩鉱で労働についている時に
犬の襲撃にあい、不運に見舞われたのですが、
彼と幼い女の子ユナだけが生き残り、放浪の旅に出ます。
さてこの病気について
天才的な医術師ホッサルは、
完治した者から病気に効く薬が作れるヒントがあると気が付き、
逃亡したヴァンを探し求めます。

ヴァンの体には
病原菌のせいか五感が敏感になるという変化が現れます。
人々がおそれる病気を巡って
ヴァンたちの生きるワールドは
征服される者と征服した者、
病に負けるものと生き残った者と
さまざまな立場の人々が交錯します。
自分はどうなってしまうのか、
不安におののくヴァンと幼子のユナはどうなるのか、
下巻が楽しみです。

ニックネーム: hi2515 投稿日:2015/05/10

壮大なスケール

発売当初から気になる一冊でしたが、当地の図書館でも物凄い人気で手元に届いたのが何と今頃です。その間に2015年の本屋大賞を受賞しようとは・・・

こたろうさんが、見事なレポでストーリーをご紹介下さっておりますから、そちらも是非ご参考になされると良いと思います。

さて、獣の奏者で得た感動とは違いますが、上橋さんの描きたい世界に益々磨きがかかって来ているなと感じます。

物語の主人公であるヴァンは飛鹿(ピュイカ)と言う鹿を操る狩人であり、<独角>の頭として東乎瑠を相手に戦い敗れ、ただ一人の生き残りとしてアカファ岩塩鉱で奴隷として働いていた所を真っ黒な狼の様な獣に襲われ、そこに働く奴隷や監督管理者が、その後バタバタと発症した病が命を奪います。そんな中で、ヴァンここでも一人生き残り、かまどに隠されていた一人の元気のいい幼子のユナを拾い、助けます。

脱走の道すがら、けがをして動けなかったオキに住むトマと言う青年をを助ける所から困難な冒険が始まり、広がりを見せゆきます。

もう一人の主人公は天才的な医術師のホッサル。

岩塩鉱での奴隷の大量死に、医師として謎の病を治す為の新薬の開発に奔走します。

主人公の名前や物語の進み具合で、上橋ワールドの舞台は中央アジアから中近東辺りの巨大な帝国が想定され、登場人物も多岐に広がりを見せ、狩猟、農耕、遊牧、交易、医学の発展風景やその中で蠢く色んな種族達の確執や怨念、思惑へ辿る道程が見事に演出されています。


不思議な騒動に遭遇し、身に危険を受けながら子供のユナや逃走の中で出会った人々を助ける為に、身を呈しながら闘うさして大柄ではないと表現されるヴァンの逞しさと気骨と胸に秘めた優しさがとても魅力的です。


連鎖的ではないながらどこかにその源へ到達すべき隠された真実へ辿りつく為に、この不思議な病気と発症元を辿るべくホッサルと弟子はその探索への旅に出る事になり、見えなかった真実に少しづつ光が差し込んで来る所で上巻は終わりです。

下巻を同時に用意できなかった事が悔やまれます。どんどんのめり込みんでゆきますが、余りにも壮大なストーリーは色々と入り組み、一度ならず数度読みこみたい作品ですね(^^)

ニックネーム: こたろう 投稿日:2014/11/01

私の地元の図書館では児童書に分類されているのですが……

もちろん児童書とあっても子供から大人まで愉しめるという意味合いではあるのでしょうが、むしろ児童書の棚に置かれているから読まないでいる、知らない人も出てくるような、そんな心配をしてしまいます。
YAに関しても分類はあいまいで、児童書になっていたり、大人向けになっていたり様々です。どちらかに分けてしまおうというのが無理なのですけど。


中身とは違う話になりましたが、ひさびさに読む上橋ワールドです。獣の奏者シリーズも守り人シリーズも読んでいない者としては肩身狭く、混ぜてもらって読むことにしました。


ファンタジーという分類でいいのかどうか、緻密に作り上げられしかも我々の生きている現実世界とも密接に結び合っているそんな「異世界」の物語というのが第一印象です。
中東からアジアの大陸世界を連想させるような舞台で繰り広げられる様々な物語。


上橋さんの人柄でしょうか、けして酷薄な冷たい世界ではなく、あたたかな手触りで懐かしさまで感じさせる大地とそこで暮らす人々が、読むうちに浮かび上がってきます。


ヴァンという山地人の独立部隊の長、家族を失って死に場所とわずかな誇りを胸に戦う人々を率いて一人生き残った戦士だと後でわかるのですが、細かな要望の描写はないのに、逞しい精神とまっすぐな気骨をもった好ましい主人公だとすぐに感じ取れてしまいます。


そのヴァンが囚われ働かされていた地下の塩鉱山に異変が起きます。
狼とも思える一見気が狂ったようなけだものが、地下深くの坑道まで侵入し、つながれたままの囚人たちに噛み傷を残して風のように去っていきます。


狂犬なのか、それとも訓練された獣たちなのか。彼らの噛み傷から病を発症しほとんどの囚人が息絶えた坑道のなかでヴァンは生き残り、五感特に聴覚が異変と思えるほど鋭くなるのを感じます。そして自身でも信じられないほどの力を出して鎖を引きちぎり外に出ます。


けれどそこも死に絶えた世界でした。ヴァンはそこで一人だけ生き残った幼子、女の子を見つけます。幼子を抱いて逃亡するヴァンは怪我をした放牧民の若者に出会い、その仲間に入り込むことにします。
若者たちは征服者たちの意向で、飛鹿という慣れない種類の動物を飼い始めいて、それこそヴァンの親しんだ乗り物であり友であったからです。


一方、ヴァンをとらえ閉じ込めた権力者側でも動きがありました。
近代的な医術を学ぶ、本書のもう一人の主人公といえるホッサルは鉱山で起きた惨劇を250年前に起きた黒狼病の再流行と考えたからでした。
ワクチンという治療法をためしてみるホッサルにとって生き残り姿を消したヴァンは治療への大きな手掛かりだったからです。信頼できる従者に痕追いの達人の女性サラをつけて後を追わせるのですが。
余談になりますがこのサラという女性もとても好ましい印象を最初から受けます。凛とした雰囲気で人に見えない足跡を探り痕を追って行ける異能の持ち主。そして気の強い美人、そんな感じです。


読み進むうちに上橋さんの築いた「鹿の王」の世界が徐々にその姿を現してきます。
征服者とその軍門に下りながらも誇りを保ち機会を待ち続ける様々な種族の思惑や水面下での動き。
そして恐ろしい流行り病に恐れを持つ移住者たち。何故かかかり難く神の意志だと受けとめる征服された種族の人々。
そして体内でうごめき増殖を続けていく病原菌。そこに見え隠れする犬とも狼とも思われる獣たち。それを操る人の陰も見え隠れして、深々とした物語は下巻に続きます。

ニックネーム: p-mama 投稿日:2014/10/11

鹿の王とは〜他者を守り他者から慕われている者

強大な帝国から故郷を守るための戦士団”独角”のリーダーであるヴァン。
独角は氏族の掟に縛られずに生きることを許されている代わりに氏族の盾になって死ぬことを誓った戦士団だ。妻・子。そして父母も縁者も亡くなったヴァンは、絶望に負けて自殺者になるより仲間の命を輝かせるために己の命を燃やし、善く生きることで〈常春の地〉に行くことを望んでいた。
戦に負け奴隷に落とされ、ただ死へと向かう岩塩鉱での絶望的な日々を過ごしていたヴァン。
ある夜、その岩塩鉱は不思議な犬達に襲われる。そして謎の病が発生。病から命を拾ったのはヴァンと幼子。
ヴァンは幼子を連れ岩塩鉱から逃亡し新たに生きていこうとする。

しかし、この謎の病はしくまれたものであることが匂わされる。2つの帝国、その帝国の間で揺れ動く小国。飲み込まれる少数部族。

いかにも上橋氏らしい切れの良い文章と国間の複雑な政治的な駆け引き。
父と子の愛と家族の愛。民族としての生き様。

守り人シリーズから久しぶりに壮大な国の物語が始まったように思う。

そして国の物語のキーワード:謎の病はまるで今のエボラ出血熱を彷彿させられるのが怖い。
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