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本 ガソリン生活

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本-ガソリン生活
著者: 伊坂幸太郎 (著)
定価 ¥1,728(税込)
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商品情報

出版社名
朝日新聞出版
発行年月
2013年 03月
ISBNコード
9784022510624
版型
--
ページ数
413P
平均評価
(4)
: 2件
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: 1件
: 0件
ブクレポ
5件

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伊坂幸太郎 OFF

この商品について

大学生の良夫は愛車デミオに偶然女優の翠を乗せるが、翌日翠は事故死。物語の語り手は車。チャーミングで愛すべき長編ミステリー。

内容紹介

実のところ、日々、車同士は排出ガスの届く距離で会話している。
本作語り手デミオの持ち主・望月家は、母兄姉弟の四人家族(ただし一番大人なのは弟)。
兄・良夫がある女性を愛車デミオに乗せた日から物語は始まる。
強面の芸能記者。
不倫の噂。
脅迫と、いじめの影―?大小の謎に、仲良し望月ファミリーは巻き込まれて、さあ大変。
凸凹コンビの望月兄弟が巻き込まれたのは元女優とパパラッチの追走事故でした―。
謎がひしめく会心の長編ミステリーにして幸福感の結晶たる、チャーミングな家族小説。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: しょうゆ 投稿日:2014/11/08

ラストが秀逸

車が主人公の話。車視点なので毎度、車の中の会話しか読者もわからないし、情景描写をしていくのも難しそうで、伊坂さんのテンポ感がないと書けない難しい小説だっただろうなと思った。内容も、すごく伊坂作品ならではで満足。最後のエピローグはちょっと泣かされた

ニックネーム: こたろう 投稿日:2014/07/02

主人公は緑デミ?

伊坂さん、苦手意識があります。きっと語り口の軽快さと複線の複雑なところ、軽快さは軽薄さに思え、複雑な伏線が一本にまとめられていく前に「めんどうくさい」となるのだと自己分析しています。
まあ、無理なものもあるからと、読まないようにしてきたのですが、これは読んでみようかと久しぶりに手にしました(どうでもいい前置きが長くなりました)


主人公は車、緑デミとはマツダのデミオ(ひとつ前の型らしいですが)のことでほかの車たちからそう呼ばれています。みどりでみではなくミドデミと。


クルマに自意識があって、自由に話している、なんて突飛で愉快な発想でしょう。普通なら童話や絵本の世界です。
ところが伊坂さんは彼らしい、モザイクを繋ぎ合わせて犯罪めいた出来事をゆかいでちょっとした冒険譚のように仕上げてしまいました。


緑デミにとつぜん乗ってきた元女優の翠。知り合いの車に乗っていたが事故ってしまって降りてきたと、注目されるのに慣れている有名人らしい発言。そしてあるところまで乗って降りていくのですが、その後、日本版パパラッチに追いかけられて浮気の相手とトンネルで事故を起こし焼死してしまうのです。


一方緑デミの持ち主たち、母親と息子二人、真ん中に年頃の娘という構成ですが、例によって年頃の女の子に男性との交際の問題が発覚します。それも性質の悪い奴らに脅されているらしいのです。


イギリスのダイアナ妃の悲劇から着想したような事件と身近な交際相手の困りごとが、ぴたりと融合して緑デミとその家族たちを巻き込みます。
そこで活躍するのが隣家の校長先生というのがいいです。その家のカローラは年寄ですが緑デミのいい話し相手。校長は護身術の名手で、いきがった不良たちをあっという間にのしてしまいます。


パパラッチ風の記者も実は事件の裏で画策している一人だったり、書ききれないほどの糸が縒り合されて一冊の物語が語られていきます。


でも一番のおかしさ、おもしろさは車たちの珍妙な語りでしょうか。
伊坂さん、あくまで車の視点にたって会話を進めていきます。
ワイパーが動くほど驚く、とか
「何てことだ! 録音をそこまで聞いた僕は叫びたくなる。手があれば人間が口に手をやるように。ボンネットを押さえたいところだ。」
「何かがずれている。僕はそう感じずにはいられない。『違和感があるね』「ハンドアか?』」
なんて満載で車たちの語録が作れそうなくらいです。


自転車やオートバイとは車種が違うから話は通じないで、「★*#!」なんて意味不明のことが場が帰ってくるのも愉快です。
憧れは鉄道を走る列車、みんな尊敬の念で見ていたり。


なかなか、愉快な一冊でした。
だけどどうして主人公がデミオだったのかな?

ニックネーム: シャワ 投稿日:2013/07/26

伊坂さん的軽快さ!

主人公はある一家が運転するデミオです。
長男が次男を乗せて運転中に、知らない女性が車に乗り込んで来ます。
その女性は地元の名家の娘で有名な芸能人、しかし、載せた翌日に事故で亡くなってしまいます。
いったい何故なのか。
知らない間に家族全員が騒動に巻き込まれる軽快ミステリーです。

この本の一番な素敵ポイントはやはり車が主人公な点です。
物語がずっと車目線のため、会話中の登場人物達が車を降りると、読み手にも物語の展開がわからなくなってしまいます。
主人公のデミオの「続きが気になる」気持ちがそのまま読み手の気持ちになる、楽しい仕組みです。

それから個人的には車の喜怒哀楽の描写が面白かったです。
中でも一番は「ワイパー動くぜ」。
人間だと「ワクワクするぜ」といったところでしょうか。
この本を読んでから日頃の運転がちょっと楽しくなりました。

最後に全てがビシっとつながる、伊坂さんらしい素敵な1冊です。

ニックネーム: ay48762 投稿日:2013/05/23

おもしろ

すがすがしいほどの井坂っぽさと、いつものほっとする感じで最高!!

ニックネーム: まーち 投稿日:2013/05/15

車たちの井戸端会議

この作品の主人公は、望月家の愛車である、緑のデミオ(マツダの小型車)である。

望月家の長男である良夫と、弟の亨が乗っているデミオに、突然女性が乗せてくれと言ってくる。どうやら彼女は、何かから逃げているようだ。帽子をとった彼女を見てびっくり。なんと、引退後も世間の注目を集めている、元女優・荒木翠だったのだ。彼女に言われて、ホームセンターの駐車場でおろしたのだが、その翌日、彼女は事故死する。この作品は、彼女の事故死の謎を軸にして展開していくのだが、その事故というのが、ダイアナ妃の死亡事故を彷彿させるものなのだ。

一方、望月家では、長女のまどかの様子がどうもおかしい。どうやら、彼女の彼氏が、かなりヤバイ男から、かなりヤバイ仕事を頼まれたようなのだ。さらに、小学5年生なのに、やけに賢い亨は、学校でいじめられているらしい。

この作品、車たちの井戸端会議のような内容だ。車たちは、持ち主の会話や、車同士の情報交換などから、人間も知らないようなことまで知っていたりする。元女優の事故の真相にも、人間より先にたどり着いてしまったほどだ。

今回の作品も、実に見事な作りになっている。元女優の事故に、まどかの彼氏の問題や、亨のいじめ問題までつながってくる。そして、作品の中で登場するさまざまな事柄も、全てつながってくる。えっ、こんなものまで、と思うようなものまでつながってくる。

この作品では、沢山の車が登場するが、それぞれの車に、性格や国際性があって、とても面白かった。そして、「開いたボンネットが塞がらない」などの、車バージョンの譬えも、実に楽しい。車検に出して、ネジとかボルトを締め直されたら、記憶が戻った、というのには笑えた。電車とも会話ができるのだが、バイクや自転車などの二輪車とは、なぜか言葉が通じないらしい。

弟の亨についてだが、あまりにも賢くて鋭すぎる。普通なら、「そんな子供、いるわけないじゃん」と思うところだが、ここまで突き抜けてしまうと、犬がお父さんでも気にならなくなるような感じで、違和感を感じさせないところは、作者のすごい所だと思う。

事件の謎解きに、家族の温かさをうまく合わせた、素晴らしい作品だった。そして、車も家族の一員という感じが伝わってきた。車たちは、人間のことを、実によく観察している。私の知らない所で、車たちがこんな会話を繰り広げているのかと考えただけで楽しくなるし、ちょっと怖くもなる。しかし、車たちの会話は、楽しいだけではなく、マスコミやインターネットなどの情報化社会の問題点をはじめとする、人間社会のさまざまな問題を、車の言葉を通して伝えているように感じた。

本当にさまざまな車が登場するので、車好きの私は、とっても楽しめた。車がしゃべる小説なんて、そんな発想ができる伊坂さんは、すごい人だと思った。



最後にクイズです。
車が聞くと、ぞっとする場所はどこでしょう?
ヒント:人間でも、そこが好きな人は、あまりいないかも。
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