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本 本は、これから

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本-本は、これから
著者: 池澤夏樹 (編)
定価 ¥885(税込)
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商品情報

出版社名
岩波書店
シリーズ名
岩波新書 新赤版 1280
発行年月
2010年 11月
ISBNコード
9784004312802
版型
--
ページ数
244P
平均評価
(4)
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ブクレポ
3件

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池澤夏樹 OFF

この商品について

あなたにとって「本」とはいったい何か。それはいかに変貌するのか。

内容紹介

グーテンベルク革命から五世紀。
電子の端末が膨大なコンテンツから美しい「ページ」を開くこの時代、あなたにとって「本」とはいったい何か。
それはいかに変貌するのか。
書店・古書店・図書館・取次・装丁・編集、そして練達の書き手・読み手の位置から、鋭いアンテナの持ち主たちが応える―本の過去と未来を俯瞰する三七のエッセイ。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

目次

電子書籍時代(吉野朔実)/本の棲み分け(池内了)/発展する国の見分け方(池上彰)/歩き続けるための読書(石川直樹)/本を還すための砂漠(今福龍太)/本屋をめざす若者へ(岩楯幸雄)/書物という伝統工芸品(上野千鶴子)/活字中毒患者は電子書籍で本を読むか?(内田樹)/生きられた(自然としての)「本」(岡崎乾二郎)/本を読む。ゆっくり読む。(長田弘)〔ほか〕

ブクレポ  ( ブクレポについて

ニックネーム: こたろう 投稿日:2014/03/27

電子書籍の普及で問い直される読書の意味と書籍のこれからを論じます。

2010年時点での、紙の本と電子書籍をめぐるあれこれを37人の方が語っています。
様々な意見が出てきて、電子書籍反対派もあり、賛成派もあり、容認する方も嘆く方もいろいろなのですが、総じてそれが、「本を読む」とは何を意味するのか? について原点に戻って考えてみる行為になっていくのが面白かったです。


書痴と呼ばれる人々をのぞけば、日常的に本を読んでいる。本を読むのが好き。本がないと暮らせない。という方はわたしの身近で少ないように思われます。
職場ではわたし一人が突出して「変わっている」わけです。
職業柄でしょうか、マンガ以外読まないと公言される方も多いように思われます。つまりわたしは浮いているのですが、(自覚あり)それも仕方がないかなと「活字中毒」を受け入れている日常です。


電子書籍は本書が刊行された後でも進化を続け、いくつかの製品が発売になっています。微妙にその中身は異なっていて、コンテンツを取り込んで読めるようなもの。サーバーにアクセスして読むタイプの物などいろいろです。
様々なサービスや特典で加入や購入を促す広告を目にすることも多くなってきました。価格も購入しやすいレベルになってきたように思えます。
電子書籍の一番のメリットはかさばらない、軽い、持ち運びに便利、ということでしょうか。
身近な積読の山を見るにつけ、電子書籍に対する誘惑は大きくなるばかりなのですが(誕生日に真剣に購入を検討しました)現在のところ未購入です。


電子書籍を購入しない一番大きな理由は、過去の「最新の機器」が案外短い期間ですたれて廃棄され忘れられていった経緯を思うからです。VHS、レーザーディスク、ビデオカメラ、MDなどなど、提供するメーカーの都合や競争で振り回された苦い記憶があるからです。


外国ではすでに教科書が電子書籍化されていたり、図書館でもデータで貸し出しをしているところもあるとか。
それにつけてもある程度信頼できて長期にわたって使用可能な統一されたスペック、仕様であることが大切だろうと思います。


それらが可能になっても、個人的には紙の本を愛しますし、棲み分けというか、一過的な知識を得たいものは電子書籍で。物語を楽しむには紙の書籍を利用したいなと思っています。


きっと積読の山が薄い端末の中にすべて取り込まれてしまって、すっきりしたら寂しいだろうなと思います。積読の山を見つめ、読まなくてはと鼓舞され、こんなに読む本があるとそれだけで幸せな気持ちになれて、読み終えた自分を想像して楽しむ。積読にもそんな楽しみ方があることに気付きました。


きっと生まれたときからテレビがあった世代。PCがあった世代。電子書籍が普及していた(それで勉強した)世代と世代によって世界観、感じ方が違ってくるのだと思いますが、わたしは積読の山に埋もれていく「活字中毒」者でいいなと思う次第です。

ニックネーム: Tucker 投稿日:2013/02/16

不易流行

「本は、これから」
をテーマにした37人のエッセイ。

「これから」の部分には、当然、電子書籍と紙の本の関係性についても含まれるし、それが大きなウェイトを占める。
電子書籍の話については(当たり前ながら)それぞれ温度差がある。

自分も以前、電子書籍を読んでみたが、その時、初めて気がついたのは
「全体のどの辺りを読んでいるか、感覚的に分からないと読みにくい」
という事。

デジタル時計よりアナログ時計の方が感覚的に時間を掴みやすい、というのと同じような感じ。

電子書籍に積極的な人も消極的な人もこのような点については何も言わないので、自分だけの考えかと思っていたが、本書の中で、内田樹が全く同じ事を言っていた。
また、池澤夏樹の「(紙の)本の最後の拠り所は”重さ”かもしれない」という言葉(帯にも書いてある)に思わずうなずいてしまった。

当初、自分は電子書籍には消極的だったのだが、本書にエッセイを書いた多くの人が
「紙だろうが、電子書籍の形だろうが、本を読む、という行為が変わる事はない」
と言っていることにハッとした。

本書の中で使われていたが
「不易流行」
という言葉が印象に残る。

松尾芭蕉の言葉で
「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、
新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。
また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること」
という意味。

自分に合った媒体を使えばいいだけのこと。
ただ、一方がべらぼうに高くなったり、無くなったりすることさえなければいいのだ。

本書は「電子書籍と紙の本の将来について」という点だけでなく、「あなたにとって本はどういったものか」ということをそれぞれ述べている、という面もある。

本は、ある人にとっては、情報収集の道具であるかもしれないが、別の人にとつては、思索の世界へ誘ってくれる案内役であるかもしれない。
要するに、本は紙に文字などを印刷したもの、というだけのものではない。

電子書籍に、その「重み」が持てるだろうか。
だが、電子書籍でなければできない事も多いだろう。

電子書籍が本のマネをしようとしている点に留まれば、おそらく紙の本の方が有利。
ただし、電子書籍が本とは違う「何か」を志向しはじめた時に初めて真価が発揮されると思う。

本と電子書籍は対立するものではなく、ある面では、お互いに補完するものであろうし、別の面では対立しようがないほど全く違うものになっていくような気がする。

ところで自分は、電子書籍は、おそらくしばらくは読まないだろう。
ちなみに前に買った電子書籍も、未だに最後まで読めていない。

どうもマニアックな本にばかり買う傾向があるようで、欲しくても電子書籍の方がない事が多いのだ。
それ以前に本を買うのは古本が中心なので、当面、電子書籍の出番はなさそうだ。

ニックネーム: クロニスタ 投稿日:2012/05/13

ほんとにどうなる?

電子書籍は市場を席捲するのか、それとも紙の本がしぶとく生き残り、駆逐するのか。作家、編集者、装丁家、書店員、図書館員、古書店主など、本に関わる様々な職業の方が、今後を予想している本。

誰の予想が当るのか、ぶっちゃけわからない。そこが面白い。思いもしなかった切り口から攻められる。非常に示唆に富む内容だ。

情報媒体としての電子書籍は日本人には馴染まないという方もあれば、紙の本は工芸品のような趣向品になり、情報媒体としての意味が次第に薄れるという方もいる。

でもほぼ共通している考え方は、電子書籍は今後も進歩する、しかし紙の書籍はなくならないだろう、ということだ。

ただ販売網は激変するのは間違いない。書籍販売における書店の粗利はわずかに2割3分だ。電子書籍にシェアの半分を持っていかれたら、書店は全滅。2割でも半減すると思う。そのあとは加速度を増して書店は消えていくだろう。
それに対する方策に触れている方はいなかったのが残念だった。

本書ではないが、本好きの子供を育てたいなら、家庭の本棚に扉やカーテンをして背表紙を隠してはいけない、と何かで読んだことがある。図書館が色褪せを防ぐために本棚にカーテンをかけたら、誰も魅力を感じないだろう。本の世界の入口は頭で考えて開くのではなく、体で感じて開くものなのだ。

『電子書籍しか読まない人は、本好きではない』とこの本の中で誰かが言いきった。大いに賛同する。

街の書店がなくならないためのビジネスモデルを示せる人はいないのだろうか…


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