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熱血会社員ひとみの教えて!○○!
Vol.1 「世界を覆い尽くすFacebook旋風!」教えて斉藤さん!ソーシャルシフトってなぁに?

※ソーシャルシフトとは?
ソーシャルメディアが誘起する、不連続で劇的な変化のこと。そして、マーケティング、リーダーシップ、組織構造にまで及ぶビジネスのパラダイムシフトをあらわしたものだ。
──ソーシャルシフト「はじめに」より

Facebook、twitter、mixi・・・、新聞やテレビ、私の会社の中でも、ソーシャルメディアを耳にする機会が増えました。私も1日1回は必ず、ソーシャルメディアにアクセスして、友達の活動をチェックしています。 そんな風に私たちの生活に急に入り込んできたソーシャルメディアは、仕事の仕方にも大きな影響を与えそうですね。
そこで、『ソーシャルシフト』の著者 斉藤徹さんに出版の経緯と本書について話を伺ってきました!

PROFILE

斉藤 徹 (サイトウ トオル)
1985年、慶應義塾大学理工学部卒業後、同年、日本IBM株式会社入社。
ソーシャルメディアを活用した企業・ブランドマーケティングやコンサルティングの分野において、国内トップクラスの実績を持つ、株式会社ループスコミュニケーションズ代表取締役社長。

代表著

新ソーシャルメディア完全読本 フェイスブック、グルーポン…これからの向き合い方
ソーシャルメディア・ダイナミクス 事例と現場の声からひもとく、成功企業のソーシャルメディア戦略

座右の書

徳川家康』 山岡荘八(著)
経営で悩んでいた頃、全24巻を何度も読み返したそうです。

この本の出版方法はちょっと違うのです

ソーシャルシフト』出版の経緯を教えてください。

通常、出版は著者と編集者の共同作業で進めていくのですが、この書籍は9割くらい書いた後に、最後はFacebook上の非公開グループ「ソーシャルシフトの会」のメンバーと意見交換をしながら制作を進めた書籍なのです。
本来、編集者が受け持つ部分を2000人の「ソーシャルシフトの会」メンバーと共同編集のような形式で進めて、完成させました。

こういう進め方は、メンバーの意見の取り入れ方など、著者のスキルを求められる非常に難しい面もあるのですが、確かにクオリティーは上がりますし、完成時には参加メンバーが自分たちの本という意識が芽生え、間接的な影響として販売にも結び付くのです。
大変に意義のある進め方でした。
これは、新しい出版のスタイルになるのかもしれません。

お客様をパートナーとして捉えたソーシャルメディアならではの方法です

ソーシャルメディアがもたらした新しい出版のスタイルということですか?

お客様をパートナーとして捉え、お客様一人ひとりと顔が見える関係を構築することは、ソーシャルメディア時代において非常に重要なテーマです。

これまで企業はコントロール可能な顧客接点の中で、供給側の都合の良い情報を一方的に提供してきました。
そこに突然、ソーシャルメディアというアンコントローラブルな顧客接点が現れたのです。
企業だけではなく、社員一人ひとりがお客様と接点をもち、情報を発信するというようなアンコントローラブルな時代です。
つまり、企業の存在意義、ビジョン、コアバリュー※1の浸透がこれまで以上に重要視される時代へのシフトするのです。

この書籍はソーシャルメディアの活用法ではなく、ソーシャルメディアが誘起したこのパラダイムシフト※2、ソーシャルシフトに対応するために、企業が進めるべくステップを伝える本として書きました。
3ヶ月で読み忘れられるような表面的なガイドブックではなく、読者の気持ちにしっかりと応えられるように最後の一文字まで渾身の力を込めて書いた本です。

青島刑事はどこの世界にもきっといると思います

なるほど。でも、ソーシャルシフトって、経営者が課題を提議するようで、私にはちょっと難しそうです。
ソーシャルシフトはトップダウンで進めるものなのでしょうか?

具体的な進め方はこの書籍に書いてありますので、是非、読んでいただきたいのですが、ソーシャルシフトの必要性を感じている人は経営トップだけではありません。
若手社員の方にもたくさんいらっしゃいます。
そういう方が、強いリーダーシップをもって、ソーシャルシフトに挑戦して欲しいと思っています。
『踊る大走査線』の”青島刑事”※3の様な情熱を持った人が必ずいます(笑)。

青島刑事の様に、若く情熱を持ったリーダー(この著書では”HERO”と表現しています)の精神に引き寄せられ、人が集まり、勉強会などの場を通じその意志や方向性を明確にしていきます。
そして、思いが募り行動を起こすタイミングが来た時、リーダーである青島刑事は、大きな組織を動かす事の出来る理解者、室井管理官※4に本を手渡すのです。
室井管理官が手渡された本の重要性に気づいた時、そこから本格的に企業・組織全体でのソーシャルシフトが始まるのです。

この本にはそういう力を持って欲しいと、強い期待を込めて書き上げています。
つまり、『ソーシャルシフト』を読んでくれた読者が自分の上司や社長を動かし、いずれ、その会社のソーシャルシフトを動かしていくのです。

ありがとうございます。
私にもソーシャルシフトの重要性が少し理解することができました。
私も青島刑事になって、ブークスのファンを増やすことを会社の最重要課題として、みんなでチャレンジしてみます!

良書に出会うということは人生の師に出会うことに等しいことです

最後にこの「教えてシリーズ」に登場していただく皆様にお聞きしたいことなのですが、斉藤さんの座右の書を教えていただけませんか?

竜馬がゆく 良書に出会うということは人生の師に出会うことに等しいことです。

だから、本はよく読みます。そもそもIBMを辞めたきっかけも実は『竜馬がゆく』という本なのです。
当時はイケイケの肉食でしたから(笑)。
人を動かす IBMを辞めて、独立した後も、経営に悩み、辛い時は常に本に支えられましたね。
人を動かす』とか、老子や孔子の本など、1000冊以上の本を読みました。

その中で座右の書を1冊というのは非常に難しいのですが、敢えて挙げれば、山岡壮八さんの『徳川家康』ですね。
全30巻くらいあるのですが、3、4回も読みました。
徳川家康 読むたびに違う味わいがあり、経営書としては非常にすばらしい本です。

経営環境はその時々で色々と変化していきますが、それを乗り越える人間としての根幹は同じだと思います。
それを書籍から学ぶことが多いですね。

※1:ブランドが持つ中心的な価値のこと
※2:その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想・社会全体の価値観などが、革命的にもしくは劇的に変化すること
※3:1997年1月~3月にフジテレビ系で放送された刑事ドラマ『踊る大捜査線』及びその劇場版の主人公で、織田裕二が演じた架空の人物
※4:1997年1月~3月にフジテレビ系で放送された刑事ドラマ『踊る大捜査線』及びその劇場版の登場人物で、いわゆるキャリア組の官僚


ソーシャルシフトとは?~斉藤さんから学んだこと~
  • ソーシャルメディアが誘起したパラダイムシフトのことであり、ソーシャルメディア時代において非常に重要なテーマ。
  • 企業や私たちはお客様をパートナーとして捉えて、ソーシャルシフトを会社全体で取り組んでいくことが重要。
  • ソーシャルシフトの必要性を感じているのなら、アンテナを張って情報を集めよう!
ソーシャルシフト

ソーシャルシフト
斉藤徹 (著) 出版社:日本経済新聞出版社

ソーシャルメディアが誘起した「ビジネスのパラダイムシフト」が企業を襲う。力を持った顧客、力を持った社員に、従来型のマーケティングやマネジメントは通用しない。
時代変化の本質を捉え、豊富な事例解説と具体的な対応策を満載した、ビジネスパーソン必読の書。


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