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熱血会社員ひとみの教えて!○○!
Vol.6 教えて涼風花さん!きれいな文字を書く秘訣ってなぁに?
ひとみの疑問

去年、久しぶりに年賀状を書いた時はあまりの字の汚さにショックを受けた。
普段パソコンやスマホを使っているため、字を書く習慣がなくなったからかも……。
きれいな文字を書けるようになるには、今からでも遅くないかな?

今回は、『美の書道 きれいに書ける、こころ磨かれる』を昨年出版された、今注目の書道家・涼風花さんにお話を伺いました。
書道の魅力とはどこにあるのか?きれいな文字を書くにはどうすればいいか?
女子力向上部員・ひとみが学んできました!

PROFILE

涼風花(リョウフウカ)
1985年、栃木県日光市出身。
7歳から書道を始め、14歳の時に日本書道師範となる。硬筆の資格も取得。
22歳で上京後、しばらくして本格的に書道活動を開始。
「美人すぎる書道家」として新聞やインターネットで注目を集める。
イベントなどで書道パフォーマンスを行うなど、精力的に書道の普及活動を行っている。
現在、日光観光大使に就任。
日光のおすすめレジャーはラインくだり、おすすめグルメはかき氷。

公式ブログ:http://ameblo.jp/ryo-official/


代表著

美の書道 きれいに書ける、こころ磨かれる

座右の書

字通』『字統』『字訓』白川静(著)
白川静さんは漢字の成り立ちについてずっと研究されていた方で、漢字の成り立ちを好きになるきっかけになりました。


著者:涼風花さん インタビュアー:ブークス ひとみ
書の道は50年続けて一人前。私はまだまだ学び途中です

美の書道』は昨年出版された本ですね。
出版のお話が出た時、どんな気持ちでしたか?

書道は40年、50年続けてやっと一人前と言われている道です。
私自身、書道を始めてまだ20年経っていません。まだまだ学び途中です。
だから「本なんて出していいのかな」って思ったんです。

でも、周りの人たちが勧めてくださり、こんな私ですけど、誰かが書道を始めるきっかけになれたらいいなと思って出すことに決めました。

この本は女性に向けた本なんですか?

そうです。
女の子らしいデザインにしてもらい、書道道具もかわいいものを紹介しています。

そうですよね、こんなにかわいい道具があるんだなってびっくりしました。

どちらかというと、大人がする書道は、子どもの頃にする書道よりも趣味感覚が強いですよね。
だからより楽しめるように、かわいい道具や、自分が気に入った道具を見つけるお手伝いができたらいいなと思いながら選びました。

かわいいものに囲まれるとテンションが上がりますよね。
風花さんご自身もかわいい道具を集めていらっしゃるんですか?

真っ赤な筆や、梅の形の文鎮など、気に入ったものだけを集めています。
硯もただの四角いものじゃなくて、丸い形でお花が彫ってあるものを使っています。

自己表現できるところが書道の面白さ

書道を始めたきっかけはおばあさまに「お小遣いあげるから」って言われたからということですが。

そうなんです(笑)。
きっかけは不純なのですが、私の書道の先生が綺麗で優しい方だったので、楽しく通えましたし、「もっと上手になりたい、もっと上の段へいきたい」という思いが強くなって頑張っていました。

美の書道』のインタビューに「字フェチ」と書かれていたのですが、文字のどんなところに魅力を感じるのですか?

例えば、何かの機会で相手の方に名前を書いていただくと、自分がいつも書いている文字なのに全然雰囲気が違うことがあります。
そうすると「ここを長く伸ばしているんだ」とか「これ真似したいな」と思いながら見てしまうんです。
私は普段から色々な文字を書いているので、こんな風に手書きの文字を見ると常に面白く感じます。
そういう部分が好きになった理由のひとつですね。

それに、文字の書き方で自分のキャラクターを表現できるところが面白いです。
楷書でキリッと書くと頼りがいがありそう、行書でさらさらっと書くと大人っぽくて仕事ができそう、丸文字だったら女の子らしいと思わせることができますよね。

そうですね、文字の書き方一つで書いた人の印象が変わってきますよね。

自分の表現力次第というか、いろいろ自己表現できるので面白いと思います。

他にも、風花さんは文字の成り立ちや意味を踏まえて、書く文字を選ぶことがあると書かれていたのですが、成り立ちを知っていると書道に活かされるのでしょうか?

成り立ちや意味を知っていると一つひとつの文字が印象に残るので、覚えやすいですし書く時に楽しいですね。
例えば、「“貝”って昔はお金だったんだな」と、文字の成り立ちから昔の文化を知ることができます。
ただ単に、この漢字はこの形って覚えているだけより、もっと心で丁寧に書くことができるんです。

そういう風に書道に活かされるんですね。
作品は毎日書かれているのですか?

はい、そうですね。
毎日書かないと下手になっていく気がしちゃうんですよ。

仕事が詰まっている日以外は毎朝、ニュースや自分に起こった出来事などを1文字で書いています。
例えば、辞書を開きながら「今日のニュースはパンダか。じゃあ、猫って書こうかな」みたいな。

1年前に書いたものを残しておいて、たまに見直すと成長を感じられますね。

心を込めて、丁寧に書く。それだけで上達します

普段パソコンや携帯ばかり使っているので、漢字が思い出せなくなっちゃってるんです(笑)。

私もあります(笑)。

だから自分の手で書く機会を増やすために書道を習いたいんです。
それに、アナログじゃないんですけれども、そういうところに立ち返るのもいいんじゃないかと思っています。

手紙とか書きたいですしね。
ハガキや年賀状に手書きで一言書き添えてもおしゃれですよね。

いいですね!
自分がもらっても嬉しいものですよね。

そうそう!
ショップカードとかで「来てくれてありがとうございました」って手書きで書かれていると嬉しくて、つい読んじゃう。

ブークスでアンケートを実施したところ、書道を習ってみたいという女性が多かったんです。

そうなんですね。嬉しいです。

ポストイット一つ、伝言メモ一つでもきれいな文字のほうが印象はいいですよね。
仕事に活かせるという理由から書道始めたい人もいると思うんです。
そういう読者へアドバイスをもらえますか?

文字を書くことを心から楽しむことができたら、上達も早いと思いますし、心を込めた文字って絶対、相手に気持ちを伝えてくれると思うので、ただ丁寧に書くだけでいいんじゃないかなって思います。

なるほど!
あと、書道を始めるのは少しハードルが高い気がするんです。
まず道具が必要ですし、どこに習いに行けばいいのか分からないし。
そんな中で書道のきっかけを見つけられない人が多いんじゃないかと思っています。

筆ペンから始める、もしくはこういった教本を眺めるだけでもいいと思います!
筆ペンだとボールペンより一文字一文字に気をつけるようになりますし、折れ、払い、止めなどもスポットライトを当てて書くようになりますよ。

例えば街中で見かける看板の文字を見るだけでもいいんですか?

そうですね。
お店の看板やメニューは筆文字で書かれているものがあるので、そういうものに興味を持って見るといいと思います。

私も興味を持って見てみます!
本日はありがとうございました!

インタビュー後記

風花さんは、柔らかい雰囲気の中にも芯の強さを感じさせる魅力的な方でした。
それは書道教室を開きたいという夢に向かって、進んでいらっしゃるからかもしれません。
私も書道を通して文字も、内面も磨いていきたいと思います!

  • 文字を書くということを楽しむ
  • 丁寧に、心を込めて書く
  • お店の看板やメニューなどの筆文字を見て参考にする

美の書道 きれいに書ける、こころ磨かれる
涼風花 (著)  出版社:日東書院本社

まずは「絵」を書いて筆に慣れることからスタート。
基本の楷書やちょっと憧れの行書、日常で役立つペン習字のコツ、自分にいちばん合った道具選びのポイントまで、初心者でもわかりやすいよう丁寧に解説します。
上達のコツから書道の新しい楽しみ方まで、全部この一冊に。


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