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今までの芥川受賞作品

爪と目 abさんご 冥土めぐり 道化師の蝶

爪と目

藤野可織 (著)

【第149回 受賞作】

三歳の娘と義母。父。喪われた実母。家族には少し足りない集団に横たわる嫌悪と快感を、巧みな「語り」で浮かび上がらせた、美しき恐怖作(ホラー)。

abさんご

黒田夏子 (著)

【第148回 受賞作】

二つの書庫と巻き貝状の小べやのある「昭和」の家庭で育ったひとり児の運命。記憶の断片で織りなされた、夢のように美しい世界。

冥土めぐり

鹿島田真希 (著)

【第147回 受賞作】

裕福だった過去に執着し、借金を重ねる母と弟。一族の災厄から逃れたはずの奈津子だが、突然、夫が不治の病にかかる。だがそれは、奇跡のような幸運だった―夫とめぐる失われた過去への旅。

道化師の蝶

円城塔 (著)

【第146回 受賞作】

無活用ラテン語で記された小説『猫の下で読むに限る』。正体不明の作家を追って、言葉は世界中を飛びまわる。希代の多言語作家「友幸友幸」と、資産家A・A・エイブラムスの、言語をめぐって連環してゆく物語。

共喰い 苦役列車 きことわ 乙女の密告

共喰い

田中慎弥 (著)

【第146回 受賞作】

川辺の町で起こる、逃げ場のない血と性の濃密な物語を描いた表題作と、死にゆく者と育ってゆく者が織りなす太古からの日々の営みを丁寧に描いた「第三紀層の魚」を収録。

苦役列車

西村賢太 (著)

【第144回 受賞作】

友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の支えにその日暮らしの労働で生計を立てる十九歳の貫多。生に渦巻く孤独と因業を描く平成の私小説家の新境地。

きことわ

朝吹真理子 (著)

【第144回 受賞作】

神奈川・葉山の別荘を舞台に、二十五年ぶりに再会した二人、貴子(きこ)と永遠子(とわこ)の過去と現在を、夢と現実の境を行き来する形で描く。

乙女の密告

赤染晶子 (著)

【第143回 受賞作】

京都の大学で、『アンネの日記』を教材にドイツ語を学ぶ乙女たち。スピーチコンテストに向け、「一九四四年四月九日、日曜日の夜」の暗記に励んでいた。

終の住処 ポトスライムの舟 時が滲む朝 乳と卵

終の住処

磯崎憲一郎 (著)

【第141回 受賞作】

妻はそれきり11年、口を利かなかった―。芥川賞受賞作「終の住処」、書き下し短篇「ペナント」収録。

ポトスライムの舟

津村記久子 (著)

【第140回 受賞作】

契約社員ナガセ29歳、彼女の目標は、自分の年収と同じ世界一周旅行の費用を貯めること、総額163万円。

時が滲む朝

楊逸 (著)

【第138回 受賞作】

中国人で芥川賞、初受賞となった作品。
中国人大学生の成長を通して、日本と中国の歴史をみつめ、熱く書き上げた力作。

乳と卵

川上未映子 (著)

【第138回 受賞作】

娘の緑子を連れて豊胸手術のために大阪から上京してきた姉の巻子を迎える主人公。
おんな3人の不可思議な夏の3日間が過ぎてゆく…。

アサッテの人 ひとり日和 八月の路上に捨てる 沖で待つ

アサッテの人

アサッテの人 (著)

【第137回 受賞作】

“孤独な風狂の末に行方をくらました若き叔父。彼にとって真に生きるとは「アサッテ」を生きることだった。

ひとり日和

青山七恵 (著)

【第136回 受賞作】

“人っていやね…人は去って行くからね”。20歳の知寿と71歳の吟子さんが暮らした春夏秋冬。

八月の路上に捨てる

伊藤たかみ (著)

【第135回 受賞作】

現代の若者を覆う社会のひずみに目を向けながら、その生態を軽やかに描く。

沖で待つ

絲山秋子 (著)

【第134回 受賞作】

同期入社の太っちゃんが死んだ。約束を果たすべく、彼の部屋にしのびこむ私。

土の中の子供 グランド・フィナーレ 介護入門 蛇にピアス

土の中の子供

土の中の子供 (著)

【第133回 受賞作】

私は土の中で生まれた。親はいない。暴力だけがあった。ラジオでは戦争の情報が流れていた。

グランド・フィナーレ

阿部和重 (著)

【第132回 受賞作】

「神町」そして、ふたたび…。土地の因縁がつなぐ物語。
終わりという名のはじまり。表題作「グランド・フィナーレ」ほか三篇を収録。

介護入門

モブノリオ (著)

【第131回 受賞作】

俺はいつも、「オバアチャン、オバアチャン、オバアチャン」で、この家にいて祖母に向き合う時にだけ、辛うじてこの世に存在しているみたいだ。

蛇にピアス

金原ひとみ (著)

【第130回 受賞作】

舌を二つに裂き続ける少女。神の名を持つ異形の青年達。
暗い時代を生き抜く若者の、受難と喪失の物語。

蹴りたい背中 ハリガネムシ しょっぱいドライブ パーク・ライフ

蹴りたい背中

綿矢りさ (著)

【第130回 受賞作】

高校に入ったばかりの“にな川”と“ハツ”はクラスの余り者同士。臆病ゆえに孤独な二人の関係のゆくえは…。

ハリガネムシ

吉村萬壱 (著)

【第129回 受賞作】

無性に酷いことがしてみたくなる…怖い。
底辺を這いずる女と、高校教師。血を流し、堕ちた果てに…。

しょっぱいドライブ

大道珠貴 (著)

【第128回 受賞作】

お金か?セックスか?いや…わたし(34歳・独身)、九十九さん(60代・妻子持ち)。
しょっぱい愛の物語。

パーク・ライフ

吉田修一 (著)

【第127回 受賞作】

他人だから、恋がはじまる。
東京のド真ん中「日比谷公園」を舞台に、男と女の“今”をリアルに描いた最高傑作!

猛スピードで母は

猛スピードで母は

長嶋有 (著)

【第126回 受賞作】

「私、結婚するかもしれないから」「すごいね」。小六の慎は結婚をほのめかす母を冷静に見つめ、恋人らしき男とも適度にうまくやっていく。

第150回芥川・直木賞がこちら 過去の直木賞受賞作はこちら