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本 襲名犯

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本-襲名犯
著者: 竹吉優輔 (著)
定価 ¥1,620(税込)

商品情報

出版社名
講談社
発行年月
2013年 08月
ISBNコード
9784062185097
版型
--
ページ数
329P
平均評価
(3.5)
: 0件
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: 0件
ブクレポ
3件

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竹吉優輔 OFF

この商品について

あの日、僕は連続殺人犯に出会った――。稀代の殺戮者ブージャムの死刑執行が、新たな惨劇の幕を開ける。第59回江戸川乱歩賞受賞作

内容紹介

十四年前、ある地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。
逮捕後、その美貌と語り口から、男には熱狂的な信奉者も生まれたが、やがて死刑が執行される。
彼の「死」は始まりにすぎななかった。
そしていま、第二の事件が起きる―。
第59回江戸川乱歩賞受賞作。

※本データはこの商品が発売された時点の情報です。

ブクレポ (レビュー)

ニックネーム: Free Style 投稿日:2014/06/05

悪意に満ち溢れていた。

児童を含む7人を殺害するという連続猟奇殺人事件を
起こした新田秀哉は逮捕後その美貌と語り口から
ブージャムの名で当時の若者の間で
カリスマの象徴と捉えられる。



殺人鬼ブージェヤムが世間を騒がせた事件から
十四年、新田秀哉の死刑執行が行われた。



死刑執行のニュースに涙する男、ブージャムを師とあがめ
師からの言葉「あるべき形」を今度は自分が
やらなければならないと胸中の師に誓う。



そして市内で女性の惨殺死体が発見される。
現場には被害者の血でIm BooooooJUMの文字が・・
静寂が戻ったこの街を再び恐怖のどん底に追い込む
事件の巻が上がる。



主人公の南条仁は図書館司書として働く日々
しかし彼は宿命的にブージャム事件に
関わらず得ない過去と境遇を持つ


彼の双子の兄、信はブージャム事件最後の被害者であり
新田逮捕のきっかけを作った張本人であった


第2のブージャムは仁の兄を憎み彼を標的にする
兄を亡くしてから仁の人生の歯車は仁とは
関係ないところで回り出し、
第2のブージャムの出現により図書館の返却ポストに
被害者の血や指が置かれたり新田秀哉が獄中結婚した
新田裕子が新田秀哉から信に宛てた手紙を持参したりと
仁を苦しめる出来事の歯車は加速を続ける。



第2のブージャムの目的は大衆の熱狂を得たいのか
自己顕示欲なのか存在そのものがブージャムに
なりたいのか襲名というところに
犯人の思い込みと歪みを強く感じました。



双子の兄弟を知る当時からの友人、小説家になった霜野と
警察官になった律子も当然、第2のブージャム事件に
深く関わっていく事となる。


いくつもの伏線と罠が仕掛けられ1つだけ
騙されてしまいました
ちょっとうるっとしちゃったのに、くやしい
しかし仁の人生は何とも切なかった
ただ、そっとしておいて欲しいという
心情描写はとても伝わってくるものがありました。



ただカリスマ的存在の新田秀哉ですが作中からは
獄中結婚を望む女性が多く現れたりするような
人物には到底思えなかったのが残念
突っ込みどころも満載でしたが
味わいのあるミステリーでした。

ニックネーム: mystery大好き 投稿日:2013/10/26

どこかで読んだ気になってしまった。ちょっと残念

既にまーちさんがブクレポに書いていらっしゃるのを知らずに読んでしまいました。
ですが、感想はまーちさんと同じ気持ちでございます。

最初からあんまりのめり込めなくて途中で止めようか、と迷ったほどです。
ですが、天下の江戸川乱歩賞作品。何が何でも最後まで読まねばと頑張りました。

選者は、東野圭吾氏、今野敏氏、京極夏彦氏、桐野夏生氏、石田衣良氏。
東野圭吾氏はこの回が最後だそうです。

『連続猟奇殺人事件』自体が既に物珍しくなく、月並みな感じがしたのと、そこからタイトルが『襲名犯』なので、模倣犯が出てきて犯人が誰か?動機は?という路線かしらと思っていたら、それが的中してしまったのが私にとってはイマイチな要因でした。

『連続猟奇殺人事件』といえば、国内の近著だけでも中山七里氏の『カエル男~』、結城 充考氏の『プラバロック』、真梨幸子氏の『殺人鬼フジコ~』、樋口毅宏氏の『民宿雪国』などなどたくさんありますが、それらと比較しても残念な感じです。

ではなぜ受賞したのか。
選評を読むと作者が30代という年齢と時々きらりと光る描写などが挙げられていますが、全員が高評価というわけではなさそうです。
5人の選者の意見がどのように纏まって、受賞に至ったのかイマイチ判りずらかったです。

ニックネーム: まーち 投稿日:2013/09/10

乱歩さんもご不満なのでは?

第59回江戸川乱歩賞受賞作ということで、ちょっと期待して読んだのだが、う~ん・・・という感じだった。

冒頭で、ある死刑囚の刑が執行される。彼の名前は、新田秀哉(しゅうや)。14年前、茨城県栄馬市の住民を震撼させた、連続猟奇殺人事件の犯人である。彼の逮捕によって、ようやく平穏な生活を取り戻していた街で、死刑執行後、彼の通り名を『襲名』した犯人による、同じパターンの連続猟奇殺人事件が発生する。犯人は、ルイス・キャロルの小説「スナーク狩り」の怪物・ブージャムの通り名で呼ばれていた、新田の熱狂的な信奉者の一人だった。

新田は、子供を車でひき殺してしまったことにより、偶然逮捕されてしまった。その、ひき殺された子供の双子の弟である南條仁は、栄馬市の図書館で、司書として働いている。実は、彼の兄である信は、ある女性の家の養子となっていたのだが、その女性は、死んでしまった信の「代わり」に、弟の仁を養子にしたのだ。それは、悲劇の始まりであったともいえるだろう。

そんな仁に対して、「襲名犯」の悪意が襲い掛かり始める。その理由は、新田が事件を起こした動機につながってくるのだが・・・

この作品、いろいろな意味でスッキリしない。まず、作品そのものがスッキリしていない。なんとなくゴチャゴチャしていて、ストレートに伝わってこない感じがした。
そして、設定そのものの問題。「ブージャム」という名前に、魅力やカリスマ性を感じられない。さらに、そもそも、新田という犯人が、それほど崇められる理由がわからない。男娼として金をかせげたくらいのイケメンではあるようだが、それだけで、彼の遺志を継ごうと考える人物がいるのだろうか。事件の内容も、英雄視されるようなものとは思えないし。

話の筋は、仁の初恋の相手でもある、刑事の律子と、仁の親友であり、作家の霜野、そして仁の3人が、三方から、事件の真相に迫っていくという感じで、最後はどんでん返しっぽい展開になる。しかし、それすら、なんとなくスッキリしない印象なのだ。というのも、途中で、「なんとなく、こいつ、怪しいかも」と思った人物が犯人だったからだ。

親子関係の切なさなども盛り込んで、気合を入れて書いた感じは伝わってくるのだが、どうも空回りしてしまった印象が残る。事件の動機も、なんとなくピンとこない。

普通の作品ならともかく、「江戸川乱歩賞受賞作」としては、ちょっと不満の残る作品だった。この本を読んでよかったと思ったのは、いつもお世話になっている図書館の、裏側を知ることができたことだろうか。著者は、司書でもあるので、図書館の描写はリアルだった。
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